自宅の外壁が美しく、清潔感があれば来訪者にプラスなイメージを与え、周囲の街並みや景観とマッチした配色の外壁であれば、センスの良さもアピールできます。
一方で自宅を購入して築15年や20年程度経過すれば、外壁の塗装の劣化やひび割れなどが生じるケースが多いです。
外壁は常に風雨や日光にさらされるため、時間の経過とともに劣化しますが、外壁塗装の明確な基準なども設けられていないため、どれくらいのタイミングで施工すべきかわからない方も多いのではないでしょうか。
本記事では外壁塗装が本当に必要かどうか検証し、築15年や20年でやるべき理由やメリット、注意点を紹介します。
築15年・20年経過すれば外壁塗装は必要!

築15年や20年を迎えた住宅の外壁は紫外線や雨風の影響を受け、塗膜の劣化が進んでいる可能性が高いです。
塗膜の劣化は防水機能の低下を招き、ひび割れや雨漏りの原因となることがあります。
このような状況を放置すると、建物の寿命を縮めることにも繋がりかねません。
そのため一般的には築10年を目安(※多くのシリコン系塗料の耐用年数は一般的に10~15年程度と言われているため)に外壁塗装の検討が推奨されており、築15年や20年が経過しているのであれば、専門業者に点検を依頼して必要に応じた早めのメンテナンスを検討しましょう。
さらに株式会社ソーラーパートナーズが運営する「外壁塗装パートナーズ」の面談データ(3,285件が対象)によると、外壁塗装を検討し始めた時期について、「15~19年」と回答した人が21.7%、「20~24年」と回答した方が9.2%となっており、築10年~14年から早めに外壁塗装を検討する方が半数以上であることが記されています。
このデータからも、築15年や20年での外壁塗装は時期的に遅く、早めの外壁塗装が重要であることが伺えます。
下記に外壁塗装のトレンドや成功事例を紹介した記事を掲載するので、外壁塗装を検討中の方は参考にしてください。

築15年・20年で外壁塗装が必要な理由
築15年・20年で外壁塗装が必要な理由として、以下の6つの項目が挙げられます。
・塗膜が劣化するため
・ひび割れ予防のため
・藻やカビの除去
・美観を維持するため
・チョーキング現象を予防
・建物の寿命を延ばすため
各ポイントを把握し、美しくて快適なマイホームを維持しましょう。
塗膜が劣化するため
築15年や20年が経過すると外壁の塗膜は長年の紫外線や雨水、温度変化などにさらされて塗料に含まれる樹脂や顔料が分解され、本来の性能を失うことで塗膜の劣化が進行します。
塗膜のツヤの低下や変色、ひび割れなどの症状が塗膜劣化の代表的な例です。
塗膜が劣化すると建物の美観が損なわれるだけでなく防水性も低下し、雨水が外壁材の内部に浸入するリスクが高まります。
結果として建物の構造部分である木材の腐食や、内部の断熱材の劣化を引き起こす引き金となり、住宅の寿命を縮めてしまうので注意が必要です。
ひび割れ予防のため
築15年や20年を経過した住宅では、外壁材自体も経年劣化によるわずかな動きや乾燥収縮によってひび割れが発生しやすくなります。
一方で外壁塗装を施した後の健全な塗膜は、外壁材の表面をしっかりと保護して外部からの水分や紫外線の侵入を防ぎ、ひび割れの発生を抑制することが可能です。
定期的な外壁塗装で劣化した塗膜を塗り替えれば、再び強固な保護層を形成して外壁材を風雨などの外的要因から守ります。
定期的な外壁塗装によりひび割れの進行を遅らせ、建物の美観を維持や雨水の浸入を防いで構造体の腐食を予防し、住宅の延命化にもつながります。
藻やカビの除去
築15年や20年が経過した外壁には、長年の湿気や雨水の影響で藻やカビが発生します。
藻やカビなどの微生物は外壁の美観を損なうだけでなく、塗膜の表面に根を張って塗膜を劣化させ、防水性や耐久性の低下によるひび割れや剥がれといったさらなる劣化を招く可能性が高いです。
高圧洗浄などでこれらの藻やカビを徹底的に除去し、防藻・防カビ効果のある塗料を使用すれば、藻やカビの再発を抑制して外壁を清潔な状態に保つことができます。
外壁塗装における藻やカビの除去は、建物の美観維持だけでなく塗膜の保護や建物の寿命を長く保つために重要な工程です。
美観を維持するため
築15年や20年が経過すれば新築時の鮮やかだった外壁の色合いは、紫外線や風雨の影響で徐々に色あせてくすんでしまいます。
汚れや藻、カビなどの付着も目立つようになり、建物の全体的な印象を損ねてしまうのが現状です。
外壁塗装を行えば、劣化した塗膜を塗り替えて外観をリフレッシュし、新築時の美しい状態を取り戻せます。
美しい外観は、住む人の気持ちを明るくしてくれるだけでなく、近隣住民や来訪者にプラスな印象を与えてくれます。
このような観点からも、定期的な外壁塗装は建物の資産価値の維持においても重要な役割を担う、快適で美しい住まいの維持に不可欠なメンテナンスといえるでしょう。
チョーキング現象を予防
築15年や20年を迎えた住宅でよく見られるチョーキング現象は、外壁の塗膜が紫外線などの影響で経年劣化し、表面が粉状になる現象です。
チョーキング現象は塗膜が本来備えている防水性や撥水性が減少しているサインで、放置すると雨水が外壁材に浸透しやすくなって建物の内部劣化に繋がる可能性があります。
そこで外壁塗装を行えば、劣化した塗膜をリフレッシュして新たな塗膜を形成してチョーキングの発生を抑制することが可能です。
耐久性の高い塗料の選択で長期間にわたるチョーキングを予防が可能になり、結果的に雨水や紫外線から建物を保護するなど、建物の美観維持にも繋がります。
建物の寿命を延ばすため
築15年や20年を経過した住宅の外壁は、前述の塗膜の劣化による防水性の低下やひび割れからの雨水浸入、藻やカビの繁殖やチョーキング現象などさまざまな劣化が進行し、外壁材や構造部分の腐食を招くなど建物全体の寿命に影響を与え始めます。
定期的な外壁塗装により劣化症状を食い止め、建物を外部の厳しい環境から保護することが可能です。
健全な塗膜は雨水や紫外線から建物を守り、構造体の耐久性を維持して住宅の延命化にもつながります。
結果として適切な時期にメンテナンスを行うことにより、長期的な観点での住宅の維持コスト削減も可能です。
築15年・20年での外壁塗装はRESIAにおまかせ!
築15年や20年での外壁塗装は累計施工実績5,000件以上、問い合わせ件数2,000件以上(※外壁塗装以外の工事も含む)の実績を誇る株式会社RESIAにおまかせください。
株式会社RESIAは横浜市に本社と支店を構え、地域密着型のリフォーム・外壁塗装業者として活動して丁寧な施工と顧客対応を重視し、外壁塗装や屋根、防水工事から内装、増改築工事まで幅広く対応しています。
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工事も一般社団法人全国住宅外壁診断士協会認定の資格である、「外壁診断士」を取得した、5年以上の実績豊富な職人が担当するので完成度の高い仕上がりが期待できます。
最大25年の製品保証制度や施工保証制度に加え、施工後の点検などのアフターフォローも提供するなど、地域に根ざした業者ならではのきめ細やかなサービスも魅力的です。
今後外壁塗装を検討されるのであれば信頼と実績の工事業者、株式会社RESIAをぜひご利用ください。
築15・20年で外壁塗装するメリット

築15年や20年で外壁塗装を行うメリットは以下の7点です。
・建物を保護して耐久性が向上する
・雨風や紫外線から外壁を保護
・断熱性や遮熱性が向上する
・外観が良くなり資産価値を高められる
・防汚性の向上にもつながる
・藻やカビの発生を抑制できる
・ひび割れを補修できる
外壁塗装のメリットを十分に把握し、自宅の状況に最適な施工を行ってください。
建物を保護して耐久性が向上する
外壁塗装は建物の外観を美しくするだけでなく、建物をさまざまな外部的要因から保護し、耐久性を向上させるうえで非常に重要な役割を果たします。
外壁塗装後の新たな塗膜は、雨水や紫外線といった自然環境からのダメージを直接的に防ぎ、外壁材への浸水を防いで建物の構造部分である木材の腐食や劣化を抑制することが可能です。
塗膜は外壁材の表面を強化し、ひび割れや剥がれなどの予防も期待できます。このように適切な時期に外壁塗装を行うことは建物の寿命を延ばし、長期的にその価値を維持することに繋がる重要なメンテナンスといえます。
雨風や紫外線から外壁を保護
外壁塗装によって形成される塗膜は、雨水や紫外線から大切な住まいを守るバリアとなります。
外壁塗装により雨水が外壁材に直接触れるのを防ぎ、水分による腐食や劣化を抑制した建物の構造部分の長寿命化が可能です。
紫外線は塗膜だけでなく外壁材そのものの耐久性を低下させる要因となりますが、外壁塗装で紫外線の影響を軽減し、外壁材の劣化進行を遅らせることもきます。
近年開発されている高耐候性の塗料を使用すれば、長期間にわたって外壁を保護し、建物の美観と耐久性を維持することも可能です。
断熱性や遮熱性が向上する
外壁塗装には美観の向上や保護機能の付与だけでなく、塗料の種類によっては断熱性や遮熱性を向上させるというメリットもあります。
例えば断熱塗料を使用すれば、塗膜が熱の伝わりを緩やかにして室内の温度変化を抑え、冷暖房効率を高めることも可能です。
一方の遮熱塗料は太陽光に含まれる赤外線を反射する機能を持ち、室温の上昇を抑制することができます。
このような機能性塗料を使用することで夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる快適な住環境を実現できるだけでなく、光熱費を削減できるのもメリットです。
外観が良くなり資産価値を高められる
外観を美しく蘇らせ、資産価値を高められるのも外壁塗装のメリットの1つです。
外壁塗装で経年劣化による色あせや汚れを解消すれば、新築のような輝きを取り戻して住まいの魅力や価値が向上します。
将来的な売却や賃貸を検討する際、外壁塗装により手入れの行き届いた美しい外観は買い手や借り手にとって大きな魅力となり、売却取引を有利に進めることも可能です。
外観を美しく仕上げてマイホームの資産価値を高めるためにも、下記の記事を参考にして最適なデザインを選択してください。

防汚性の向上につながる
外壁塗装に使用される塗料の中には、特殊な成分によって表面の汚れが付着しにくくなる防汚機能を持つものもあります。
これらの塗料で外壁塗装すれば、排気ガスや雨水に含まれる汚れ、カビや藻などが外壁に固着するのを抑制し、長期にわたり美しい外観を維持することも可能です。
防汚性の向上により頻繁な清掃の手間が省けるだけでなく、汚れによる塗膜の劣化も軽減され、結果的に外壁のメンテナンスサイクルを長くすることにも繋がります。
このような観点からも美観を保ち、メンテナンスの手間を削減できる防汚機能は、外壁塗装の大きなメリットといえるでしょう。
藻やカビの発生を抑制できる
外壁塗装に使用される塗料の中には、防藻性や防カビ性の機能を持つものがあります。
これらの塗料に含まれる特殊な成分により、藻やカビの繁殖に必要な水分や栄養分の付着を抑制したり、微生物の成長を阻害することも可能です。
特に湿気が多く、日当たりの悪い環境にある住宅では藻やカビの発生が問題視されますが、防藻・防カビ塗料による塗装によりこれらの微生物の発生を長期間にわたり抑制し、外壁を清潔な状態に保つことができます。
ひび割れを補修できる
外壁塗装は外壁を美しく塗り替えるだけでなく、既存のひび割れを補修する重要な役割も担います。
塗装前の下地処理では、専門の業者が外壁の細かなひび割れや亀裂を丁寧に埋める作業を行います。
この補修作業によって雨水が建物内部に浸入する経路を遮断し、構造体の腐食を防ぐことが可能です。
塗料の種類によっては塗膜自体が建物のわずかな動きや、温度変化に対応出来る柔軟性を持つものもあり、外壁塗装時の利用により新たなひび割れの発生を抑制する効果も期待できます。
築15年・築20年で外壁塗装する際の注意点
築15年や築20年で外壁塗装を行う際には、以下の4つの項目に注意しなければいけません。
・信頼できる業者を選ぶ
・契約内容や保証内容を確認する
・下地処理が丁寧な業者を選ぶ
・近隣住民に配慮する
外壁塗装時の注意事項を遵守し、トラブルを回避してスムーズな工事を行いましょう。
信頼できる業者を選ぶ
外壁塗装に関する詐欺や悪質なリフォーム業者による被害は年々増加しています。
下記に国民生活センターの統計による、訪問販売によるリフォーム工事の詐欺に関する相談件数を表記しますので参考にしてください。
※年度別訪問販売によるリフォーム工事における詐欺件数(国民生活センター調べ)
情報引用元:国民生活センター
調査実施年度 | 訪問販売によるリフォーム工事における詐欺件数 |
2020年 | 8,786件 |
2021年 | 9,753件 |
2022年 | 10,076件 |
リフォーム工事だけでなく、その後のアフターフォローである点検に関しても下記の表のように詐欺の件数が年々増加しているのが現状です。
※年度別住宅の点検商法に起因した詐欺件数 (国民生活センター調べ)
情報引用元:国民生活センター
調査実施年度 | 住宅の点検商法に起因した詐欺件数 |
2020年 | 7,024件 |
2022年 | 8,133件 |
これらのデータは外壁塗装を含むリフォーム業界における詐欺被害が依然として深刻であることを示し、特に訪問販売や点検商法を利用した悪徳な手口が多いので、外壁塗装は信頼できる業者に依頼しなければいけません。
契約内容や保証内容を確認する
外壁塗装の契約を結ぶ際には、工事範囲や使用する塗料の種類とグレード、施工期間や支払い条件などをはじめとした、契約内容や保証内容を確認しましょう。
塗料の種類によって耐久性や機能性が大きく異なるため、希望に合ったものが選ばれているか確認するのも重要なポイントです。
保証内容も重要で、保証期間や対象となる不具合や連絡先などを書面で確認し、不明な点は必ず質問しましょう。
曖昧な契約は後々のトラブルの原因となるため、納得いくまで業者と話し合って書面に残しておくのも重要なポイントです。
下地処理が丁寧な業者を選ぶ
外壁塗装の仕上がりと耐久性を大きく左右するのが下地処理です。
高圧洗浄による汚れの徹底的な除去はもちろん、ひび割れの補修や旧塗膜の剥離など丁寧な下地処理を怠ると、どんなに高品質な塗料を使用しても早期の剥がれや膨れに繋がる可能性があります。
業者選びにおいては下地処理の工程を詳しく説明してくれるか、過去の施工事例で仕上がりの美しさや耐久性を確認できるかなど、業者に対して詳細まで問い合わせましょう。
近隣住民に配慮する
外壁塗装工事中は足場の設置や高圧洗浄、塗料の飛散などにより、騒音や塗料の臭いなどで近隣住民の方に迷惑をかける場合があるので、工事前に挨拶に伺って工事期間や作業時間などを丁寧に説明し、理解と協力を得るように努めましょう。
工事は塗料の飛散防止対策を徹底している業者を選び、工事中も騒音が出る作業の時間帯を配慮したり、塗料の臭いが気になる場合は声かけをしたりするなど、細やかな配慮を心がけることで近隣住民との良好な関係を保ちながら工事を進めることができます。
確かな業者に依頼して外壁塗装を成功させよう!
築15年や20年経過すれば、さまざまな要因により建物の外壁塗装が劣化し、塗装劣化に伴って住宅構造部分の劣化につながりかねません。
そのような事態を防いでマイホームを美しく健全な状態に保つためにも、本記事を参考にして信頼できる工事業者に依頼して外壁塗装を成功させてください。
築15年や20年の外壁塗装を成功させるためにも、相談からアフターフォローまでを一貫した高品質なサービスを提供している、株式会社RESIAをぜひご利用ください。