おしゃれで機能性に富んだ玄関ドアは来訪者にプラスな印象を与え、住宅全体のイメージアップにもつながります。
一方でかなりの築年数が経過している住宅や、中古物件などの年式が古い住宅では玄関ドアのデザインも古いうえに、老朽化していれば住宅全体が古いイメージになります。
そこで玄関ドアを新しいデザインにリフォームすれば、古い住宅のイメージを刷新できますが、具体的なリフォームの進め方がわからずにお悩みの方も多いのではないでしょうか。
本記事では印象を変える玄関ドアリフォームのポイントを詳しく解説し、デザイン性と機能性を両立させるコツや補助金も紹介します。
古い玄関のイメージを変えたい方に、おすすめの情報を掲載していますので参考にしてください。
印象を変える玄関ドアリフォームとは？
出典：LIXIL公式
玄関ドアリフォームは、家の第一印象を刷新する効果的な方法です。
ドアの素材(木材、アルミ、スチールなど)や色を変えるだけで、家の外観全体の雰囲気が大きく変わります。
モダンなイメージならシンプルなスチール、温かい印象なら木目調などの素材が最適です。
採光デザインやガラスの種類も重要で、玄関内部の明るさやプライバシーを調整しつつ、外観も考慮することにより理想のスタイルを実現できます。
防犯性や断熱性といった機能面も向上させながら、デザインで個性を際立たせるのが玄関ドアリフォームの醍醐味です。
下記の記事には玄関リフォームと同様、住宅のイメージアップを実現できる内装リフォームの基礎知識や成功のポイントを解説しているので参考にしてください。
印象を変える玄関ドアリフォームの種類
住宅全体の印象を変えられる、玄関ドアリフォームの種類には以下の7つが挙げられます。
・ドアの素材を変更
・ドアの色を変更
・デザインパネルやガラス入りドアに変更
・親子ドアや片袖ドアに変更
・スマートロック対応ドアに変更
・和風住宅風の引き戸に変更
・装飾金具の追加や変更
自宅に合った玄関ドアリフォームで、おしゃれな空間を演出してください。
ドアの素材を変更
玄関ドアの素材の変更は、家の印象を根本から変える強力な要素です。
既存のドアが木製なら現代的なアルミやスチール製にすることで、一気にモダンで洗練された雰囲気を演出できます。
アルミやスチールなどの金属素材は、シャープなラインと多様なカラーオプションが魅力です。
一方で既存のドアが金属製なら、温かみのある木製や木目調のドアを選べば柔らかく、親しみやすい印象へと転換できます。
素材が持つ独特の質感や光沢は、家の顔である玄関に深みと個性を与え、訪れる人々に多様なメッセージを伝えるでしょう。
ドアの色を変更
玄関ドアの色の変更は、家の印象を劇的に変える最も手軽で効果的なリフォームの1つです。
地味な印象の玄関でも、鮮やかな赤や青に塗り替えるだけで、個性的で目を引く存在になります。
一方で落ち着いた色味のドアをダークトーンやアースカラーに変えれば、シックでモダンな雰囲気を演出できます。
外壁や屋根の色との調和を考えつつ、あえて対照的な色を選ぶことで、ドアをアクセントとして際立たせることも可能です。
色が持つ心理的効果を利用し、温かみや洗練されたイメージを玄関に付与できるのもメリットといえます。
デザインパネルやガラス入りドアに変更
玄関ドアにデザインパネルやガラスを取り入れることは、家の印象を大きく変える効果的な手法です。
部分的にガラスを配したデザインは玄関内部に自然光を取り込み、明るく開放的な空間を演出します。
このような演出により暗くなりがちな玄関の雰囲気が一新され、家全体の印象も明るくすることも可能です。
さらにガラスの種類(透明、型板、すりガラス、ステンドグラスなど)を選ぶことで、プライバシーの確保とデザイン性も両立できます。
木目や金属調のデザインパネルを組み合わせることで、より洗練された雰囲気の演出や、個性的な外観を創り出すことも可能です。
親子ドアや片袖ドアに変更
玄関ドアの親子ドアや片袖ドアへの変更は、見た目の印象だけでなく機能性も大きく向上させるリフォームです。
通常の片開きドアに比べて、親子ドアは子扉を開放することで大きな荷物の出し入れが楽になり、広々とした開口部が来客を歓迎する開放的な印象を与えます。
一方の片袖ドアは、ドアの横に固定されたガラス部分(袖ガラス)を設けることで、玄関内部に自然光を取り入れつつモダンでスタイリッシュな外観を演出できます。
親子ドアや片袖タイプなどのドアタイプは、エントランスに豊かな表情と実用的なメリットをもたらし、住まいのイメージアップを実現する画期的な方法です。
スマートロック対応ドアに変更
出典：美和ロック株式会社公式動画
玄関ドアをスマートロック対応に変更することは、モダンな雰囲気に変更リフォームできるうえに機能性の向上にもつながります。
鍵穴が見えない構造によりミニマリストで洗練された外観を演出し、最先端の技術を取り入れたスマートな住まいのイメージを強く打ち出すことも可能です。
物理的な鍵の出し入れも不要になってドア周りがシンプルになり、生活感の少ない印象を与えます。
スマートロックの種類によってはデザイン自体がシンプルでモダンなものも多く、リフォームによりドア全体のイメージアップだけでなく、来訪者に機能性に富んだ先進的な住まいであることをアピールできるのもメリットです。
和風住宅風の引き戸に変更
既存の玄関ドアを和風住宅風の引き戸へ変更することは、家の印象を劇的に変えて独特の趣きと機能性を加えるリフォームです。
洋風の開き戸から引き戸への変更で玄関周りに広々とした空間が生まれ、昔ながらの日本の住まいが持つ落ち着きと風情を演出できます。
特に格子デザインや障子風の採光部を持つ引き戸は、光の取り入れ方を美しく演出し、和の情緒を深めて趣ある玄関にしたい方におすすめのデザインです。
ドアの開閉時にデッドスペースができないため、狭い玄関でも空間を有効活用できる実用的なメリットも兼ね備えており、訪れる人に穏やかで心落ち着く印象を与えます。
装飾金具の追加や変更
玄関ドアへの装飾金具の追加や変更は、比較的手軽でありながらドア全体の印象を大きく左右するリフォームです。
シンプルなドアにアンティーク調のアイアン製ヒンジやハンドルを取り付けるだけで、クラシックで重厚な雰囲気を演出できます。
モダンなドアには、ミニマムなデザインのステンレス製金具を選ぶことで、洗練された印象を強めることも可能です。
ドアノッカーやポスト、ネームプレートなどの小さな金具にもこだわることにより、細部にまで気を配った上質な玄関を演出できます。
このような装飾金具は機能性だけでなく、デザインのアクセントとしてドアの個性を引き立てる重要な要素です。
印象を変える玄関ドアリフォームはRESIAにおまかせ！
これまでに解説したように、玄関ドアをリフォームすれば住宅のイメージや機能性アップを実現できますが、どのような工事業者に依頼すればいいかわからない方も多いのではないでしょうか。
玄関リフォームの工事なら、信頼と実績の工事業者である株式会社RESIAにおまかせください。
株式会社RESIAは豊富な施工実績と高い提案力を兼ね備える工事業者で、おしゃれで機能的なドアのラインアップが充実しています。
予算や住まいのデザインに合わせた、最適なプランの提案や高度な施工品質に加え、短期間で丁寧な仕上がりも好評の工事業者です。
玄関ドアのリフォームなら、アフターサポート体制も充実している安心の工事業者、株式会社RESIAをぜひご利用ください。
玄関ドアリフォームでデザイン性と機能性を両立させるコツ
玄関ドアリフォームでデザイン性と機能性を両立させるコツには、以下の8つの項目が挙げられます。
・デザインコンセプトを明確にする
・採光性とプライバシーのバランスを考慮する
・断熱性能とデザインの一体化を図る
・防犯性とデザインの調和を図る
・通風機能とデザインを融合させる
・素材の特性を理解する
・オプション機能もデザインの一部と考える
・専門業者と綿密な打ち合わせを行う
それぞれのコツを把握し、おしゃれで使いやすい玄関ドアリフォームに取り組んでください。
デザインコンセプトを明確にする
玄関ドアのリフォームでは見た目の好みだけでなく、デザインコンセプトを明確にするのも成功のコツの1つです。
モダンな住宅にはシンプルで洗練されたデザインを、和風の家屋には木目調や格子デザインを選ぶなど、デザインコンセプトを明確にすれば統一感のある美しい外観が生まれます。
防犯性や断熱性といった機能面もこのようなコンセプトに沿って検討することで、デザインと機能の両方を高いレベルで実現できるでしょう。
採光性とプライバシーのバランスを考慮する
玄関ドアのリフォームにおいて、採光性とプライバシーのバランスは重要です。玄関は住まいの顔であり、明るさを取り入れたいと考える一方で、外部からの視線にも注意しなければいけません。
例えばガラス部分を大きくすれば大量の自然光を取り込めますが、透明に近いガラスでは外から内側を覗かれやすくなります。
そこで型板ガラスやルーバー、スリットデザインを採用することで、光を取り込みつつ視線を遮ってプライバシーを守ることが可能です。
玄関リフォームでは日中の明るさと夜間の防犯性を考慮し、ライフスタイルに合った最適なバランスを見つけることが快適な玄関空間を実現する鍵となります。
断熱性能とデザインの一体化を図る
玄関ドアのリフォームでは、断熱性能とデザインの一体化も欠かせないポイントとして挙げられます。
断熱性能の高いドアは冬の寒さや夏の暑さを遮断し、室内の温度を快適に保つだけでなく、冷暖房費の節約にもつながります。
近年は木目調やモダンなアルミ製など、高断熱でありながら多様なデザインのドアも開発、提供されています。
このような機能性を損なわない、美しいドアを住宅の建築様式や外壁の色合いに合わせて選ぶことにより、住まいの顔としての魅力と一年中快適な室内環境の両立が可能です。
防犯性とデザインの調和を図る
玄関ドアのリフォームにおいて、防犯性とデザインの調和も重要なポイントの1つです。
防犯性を高めるためには、ピッキングに強い鎌錠や複製されにくいディンプルキーやサムターン回し対策などが有効ですが、これらの対策によりデザイン性が低下すればリフォームの意味がありません。
最近はスマートロックなどの高性能な防犯機能を備えつつ、すっきりとスタイリッシュな見た目を実現したドアも多く、導入によりスタイル性と防犯性との両立を実現できます。
住まいの顔である玄関だからこそ安全と美しさの両方を追求し、毎日安心して暮らせるドアを選びましょう。
通風機能とデザインを融合させる
玄関ドアのリフォームで通風機能とデザインを融合させることは、快適な室内環境と美しい外観を両立させる秘訣です。
特に湿気の多い季節や玄関からの自然な換気を促したい場合に、ルーバーやスリット、開閉できる小窓など通風機能が高いドアが役立ちます。
通風機能に富んだこれらのドアは施錠したままでも風を通せるため、防犯性を損なわずに心地よい風を室内に取り込むことも可能です。
見た目の美しさを保ちながら玄関に新鮮な空気を取り入れ、より快適な住空間を実現しましょう。
素材の特性を理解する
玄関ドアのリフォームでは、素材の特性を理解することがデザインと機能性の両立に不可欠です。
温かみのある木製ドアはデザインの自由度が高いですが、定期的なメンテナンスが欠かせません。
アルミ製ドアは軽量で耐久性があり、モダンなデザインにフィットしますが、結露しやすい特性もあります。
近年では木製のような質感を持つアルミドアや、高断熱性能を持つ複合素材のドアも増えています。
このように各素材が持つメリットやデメリットを把握し、住まいの環境やライフスタイル、求めるデザインに合った素材を選択して満足できる玄関ドアリフォームを実現しましょう。
オプション機能もデザインの一部と考える
玄関ドアのリフォームでは、オプション機能もデザインの一部と捉えることが、機能性とデザイン性を両立させる秘訣です。
例えばスマートロックや電気錠を導入すれば、鍵の施錠や解錠をスムーズにするだけでなく、すっきりとしたドアのデザインを実現できます。
インターホンやポスト、表札などをドアに一体化させることにより、玄関周り全体に統一感が生まれて洗練された雰囲気を作り出すことも可能です。
このような後付け感のないスマートな収まりは、機能美として玄関の魅力を高めてくれます。
専門業者と綿密な打ち合わせを行う
玄関ドアのリフォームを成功させるにも、専門業者と綿密な打ち合わせを行うのも重要なポイントの1つです。
綿密な打ち合わせにより、カタログやインターネットの情報だけでは分からない、実際の使い勝手や設置環境に合わせた最適な提案を引き出せます。
予算内で最大限の効果を引き出すための素材選びや、オプション機能の選定についても専門家ならではの知見による、的確なサポートを受けることも可能です。
疑問や要望は遠慮なく伝えて納得がいくまで話し合うことにより、理想の玄関ドアリフォームが実現します。
玄関ドアリフォームの補助金
玄関ドアリフォーム費用負担の軽減にもつながる、補助金制度には以下の7つが挙げられます。
・先進的窓リノベ2025事業
・既存住宅における断熱リフォーム支援事業
・長期優良住宅化リフォーム推進事業
・次世代省エネ建材実証支援事業
・子育てグリーン住宅支援事業
・介護保険の住宅改修費支給制度
・地方自治体の独自補助制度
補助金制度を有効活用し、コスパ良好な玄関ドアリフォームを成功させましょう。
下記に神戸市のリフォームで有効活用できる、住宅支援や補助金を紹介した記事を掲載するので、玄関ドアリフォームの補助金と合わせてご検討ください。
先進的窓リノベ2025事業
先進的窓リノベ2025事業は既存住宅の省エネ化を促進するための、高性能な断熱窓や断熱ドアへの改修費用を補助する制度です。
特に熱損失の大きい窓の改修に重点を置いており、玄関ドアのリフォームも補助対象となりますが、これは窓の改修と同一契約内で同時に行う場合に限られます。
補助金額は改修する部位の性能やサイズ、工事方法によって異なり、一戸あたり最大200万円までが補助されます。
先進的窓リノベ2025事業は地球温暖化対策への貢献と、居住者の快適な住環境の実現を目的としている補助金制度です。
参考文献：先進的窓リノベ2025事業
既存住宅における断熱リフォーム支援事業
出典：(株)愛知省エネ・CO2計算センター公式
既存住宅における断熱リフォーム支援事業は、既存の住宅を対象に断熱性能の向上を目的としたリフォームを支援する制度です。
玄関ドアの交換も対象となり、一定の断熱基準を満たす製品を採用することで補助金が受けられます。
省エネ効果の高い住宅への改修を促進し、光熱費の削減と快適な住環境の実現を図ることを目的とした補助金制度です。
参考文献：既存住宅における断熱リフォーム支援事業
長期優良住宅化リフォーム推進事業
長期優良住宅化リフォーム推進事業は、既存住宅の長寿命化や省エネ化を目的とした性能向上リフォームに対して、国が補助金を交付する制度です。
玄関ドアの断熱改修も対象となり、インスペクションの実施や維持保全計画の作成、耐震性や劣化対策の基準を満たすことが要件となっています。
補助率は工事費用の1/3で上限は100万円／戸ですが、長期優良住宅の認定を取得した場合は200万円／戸まで引き上げられます。
申請は登録事業者を通じて行わなければいけないので、事前の手続きを徹底しましょう。
参考文献：長期優良住宅化リフォーム推進事業
次世代省エネ建材実証支援事業
次世代省エネ建材の実証支援事業は、経済産業省が推進している支援制度です。
この制度では既存住宅の省エネ改修を促進するため、高性能断熱材や蓄熱・調湿建材などの次世代省エネ建材の効果実証などを支援しています。
玄関ドアの断熱改修も対象となり、外張り断熱や内張り断熱、窓断熱の3つの改修区分から選択可能です。
補助金額は戸建住宅で最大400万円、集合住宅で最大125万円となっており、申請には指定された建材の使用や、一定の施工面積などの条件を満たす必要があります。
申請手続きは煩雑なため、株式会社RESIAをはじめとした経験豊富なリフォーム業者のサポートを受けましょう。
参考文献：次世代省エネ建材の実証支援事業
子育てグリーン住宅支援事業
子育てグリーン住宅支援事業は、2050年のカーボンニュートラル実現を目指し、省エネ性能の高い住宅の新築や既存住宅のリフォームを支援する国の補助制度です。
玄関ドアの断熱改修も対象となり、一定の省エネ基準を満たすリフォームに対して補助金が交付されます。
補助額はリフォーム内容や住宅性能に応じて異なり、最大で60万円／戸が支給されます。
申請は登録事業者を通じて行う必要があり、工事着手前に申請手続きを完了しなければいけないので早めに手続きをしましょう。
参考文献：子育てグリーン住宅支援事業
介護保険の住宅改修費支給制度
出典：姫路市公式
介護保険の住宅改修費支給制度は、要支援または要介護認定を受けた方が、自宅をバリアフリー化するための改修工事費用の一部を助成する制度です。
玄関ドアのリフォームにおいては開き戸を引き戸に交換するなど、高齢者や障害のある方が安全かつスムーズに移動できるよう改善する工事が対象となります。
支給額は工事費用の原則9割(所得に応じて7割または8割の場合もあり)で、支給限度基準額20万円までと定められています。
介護保険の住宅改修費支給制度を利用するには、ケアマネージャーへの相談や、事前の市区町村への申請が必要です。
参考文献：介護保険の住宅改修費支給制度
地方自治体の独自補助制度
地方自治体の独自補助制度は国が提供する補助金とは別に、各市区町村が地域の特性や住民のニーズに合わせて設けているリフォーム支援制度です。
内容や条件は自治体によって異なり、省エネ改修やバリアフリー改修、耐震改修などに加えた、地域産材の使用や子育て世帯への支援などの多様な目的で設けられています。
玄関ドアのリフォームも対象となる場合もありますが、補助金額や申請要件、期間などが自治体ごとに細かく定められているため、リフォームを検討する際はお住まいの自治体のホームページで最新情報を確認するか、窓口に直接問い合わせましょう。
参考文献：自治体支援制度検索サイト
玄関ドアのリフォームは補助金を利用して信頼できる業者に依頼しよう！
本記事で紹介したように、玄関のドアのデザイン性や機能性を高めるためには、既存の住宅のスタイルに適した最適なリフォームが重要です。
デザイン性と機能性に富んだ理想の玄関ドアリフォームを実現するためにも、優れた技術や安心のサポートを提供し、補助金制度にも柔軟に対応してくれる安心と信頼の工事業者である株式会社RESIAをご利用ください。
