自宅だけでなく、駐車場もリフォームすれば愛車を風雨から守れるうえに外側からの外観も良くなり、来訪者にプラスな印象を与えられます。
一方で自宅の外溝や庭の駐車場をリフォームしようと考えても、どのように工事を進めればいいかわからず、お困りの方も多いのではないでしょうか。
本記事では駐車場のリフォームを詳しく解説し、主な施工例や必要な費用相場、適用可能な補助金を紹介します。
この記事を読めば最適な駐車場のリフォームの方法が分かるので、ぜひ参考にしてください。
駐車場リフォームとは?

駐車場リフォームとは愛車の保護や利便性向上、防犯性強化などを目的に、既存の駐車スペースをより快適に使いやすくするための工事です。
主な工事内容としては、地面の舗装(コンクリートやアスファルト、砂利敷き)やカーポートやガレージの設置、門扉やゲートの設置、駐車スペースの拡張や増設などが挙げられます。
工事の規模や内容によって費用や工期が異なり、スペース拡張やカーポート設置であれば数十万円から数百万円が目安です。
駐車場リフォームにより、雨や日差しから車を守り防犯性も高まるため、住宅の価値向上にもつながります
下記に駐車場リフォーム同様、住宅の外観向上に貢献する外壁塗装に関する記事を掲載するので参考にしてください。

外構や庭の駐車場リフォームの施工例
外溝や庭の駐車場リフォームの代表的な施工例には、以下の5つが挙げられます。
・庭全体を駐車場にリフォーム
・門柱や塀を撤去して駐車場を増設
・庭を解体して駐車場と駐輪場を増設
・芝生の庭を駐車場に変更
・雑草対策として駐車場をコンクリートに
施工例を細かくチェックして、最適な駐車場リフォームを手掛けてください。
庭全体を駐車場にリフォーム
庭全体を駐車場にリフォームする方法は、まず既存の植木や石垣、門柱やブロック塀などの撤去作業から始まります。
撤去作業により必要なスペースを確保した後、地盤を整地して必要に応じて土留めや排水処理を行います。
次に舗装工事としてコンクリートやアスファルト、インターロッキングや砂利などから最適な素材を選択し、駐車スペース全体を仕上げる工程が一般的です。
必要に応じてカーポートやフェンス、ゲートなどを設置して利便性や安全性、防犯性を高めます。
このように庭を一体的に駐車場へと変えることで、車の出し入れや維持管理効率を高めることも可能です。
門柱や塀を撤去して駐車場を増設
門柱や塀を撤去して駐車場を増設する方法は、敷地を有効活用し駐車スペースを広げる一般的なリフォームです。
既存の門柱や塀を解体・撤去し、その際に発生するコンクリートガラや土などの残材を適切に処分します。
次に増設する駐車スペースの地盤を整え、必要に応じて路盤材を敷き詰めて転圧します。
最後にコンクリート舗装やアスファルト舗装、インターロッキングなどの舗装材を施し、車両が安全に乗り入れられるように仕上げる流れです。
このような施工により車の出し入れが格段にスムーズになり、利便性が向上します。
庭を解体して駐車場と駐輪場を新設
庭を解体して駐車場と駐輪場を新設する方法は、既存の庭の景観を一新し、駐車・駐輪スペースを確保する大規模なリフォームです。
庭木や植栽、庭石などを撤去して地盤を平坦に整え、駐車スペースと駐輪スペースの配置を計画し、それぞれに必要な路盤の強化や舗装工事を行います。
駐車場にはコンクリートやアスファルト、インターロッキングなどを、駐輪場には土間コンクリートや透水性舗装などを施すのが一般的です。
このような施工により美観と機能性を両立させつつ、車両の駐車・駐輪が格段に便利になります。
芝生の庭を駐車場に変更
芝生の庭を駐車場に変更するリフォームは既存の芝生を撤去し、車両が安全に乗り入れられるよう地盤を整備する工事です。
芝生や表土を取り除き、必要に応じて土壌を入れ替えて路盤を強化します。
次に砕石などを敷き詰めて十分に転圧し、水はけを考慮した勾配をつけます。
最後にコンクリート舗装やアスファルト舗装、耐久性のあるインターロッキングブロックなどの仕上げで完成です。
このような施工により、緑豊かな庭が機能的な駐車スペースへと生まれ変わり、駐車の利便性が大幅に向上します。
雑草対策として駐車場をコンクリートに
雑草対策として駐車場をコンクリートにする方法は、まず既存の草や根、不要な土を取り除き、地面を平らに整地することから始まります。
次に砕石や砂利で下地を作り、駐車場として十分な強度を確保できるよう、厚み10センチ程度のコンクリートを打設します。
この工事により、雑草の種が土に触れることも根が張ることもなくなり、雑草の発生を物理的に防ぐことが可能です。
加えて雨でぬかるむこともなく車の出し入れも容易になり、見た目もすっきりとした美しい駐車場となります。
外溝や庭の駐車場リフォームならRESIAにおまかせ!
駐車場は玄関同様住宅の「顔」的な場所なので、防犯性や機能性に加えて外観も重要になります。
防犯性や機能性に富み、外観的にも優れた駐車場リフォームなら株式会社RESIAにおまかせください。
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デザイン力にも定評があり、家の外観や庭の雰囲気に合わせたオシャレで機能的な駐車場リフォームが期待できます。
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駐車場リフォームの費用
駐車場リフォームの費用は、舗装の種類や工事内容によって費用相場が異なります。
駐車場リフォームの舗装の種類や、主な工事内容は以下の7点です。
・土間コンクリート舗装
・インターロッキングブロック舗装
・アスファルト舗装
・カーポート設置
・砕石敷き
・門扉・ゲート設置
・解体・撤去
ここからは各工事の費用相場を細かく紹介します。
下記にマンションや戸建てのフルリノベーションの費用相場や、予算計画を紹介した記事を掲載するので、駐車場リフォームと同時に自宅のリニューアルを手掛ける際の参考にしてください。

土間コンクリート舗装の費用
出典:懸樋工務店公式
駐車場リフォームにおける土間コンクリート舗装の費用は、一般的に車1台分(約15~18平方メートル)で17~36万円程度が相場となっています。
平米単価で見ると1.5~2万円が目安ですが、地域や物価、施工内容によってはさらに高くなるケースも多いです。
費用にはコンクリート材料費やワイヤーメッシュ、型枠や砕石敷き込み、残土処分や重機回送費などが含まれ、面積が広くなるほど単価が割安になる傾向があります。
土間コンクリート舗装は耐久性や雑草対策に優れ、メンテナンスも少なく済むため、長期的なコストパフォーマンスが高い舗装方法です。
インターロッキングブロック舗装の費用
出典:日本スポーツセンター公式
駐車場リフォームにおけるインターロッキングブロック舗装の費用は、一般的に1平方メートルあたり9,000~1.2万円程度が相場とされていますが、使用するブロックの種類やデザインによっては1平方メートルあたり1.5~2.5万円程度まで上がる場合もあります。
車1台分のスペース(約13~15平方メートル)で換算すると、13~15万円程度が目安です。
下地処理や縁石の設置、雨水溝などの追加工事が必要な場合は別途費用が発生します。
インターロッキングはデザイン性や耐久性、透水性に優れており、駐車場の美観や機能性を高めたい場合に最適な舗装方法です。
アスファルト舗装の費用
出典:懸樋工務店公式
駐車場リフォームにおけるアスファルト舗装の費用は、一般的に1平方メートルあたり3,000~8,000円程度が相場とされており、平均的に5,000円程度が必要です。
この費用にはすき取りや路盤調整、基層・表層のアスファルト敷設や残土処分などが含まれますが、現場の地盤状況や重機の使用、追加工事の有無によって変動します。
車1台分(約13~15平方メートル)で換算すると、6.5~12万円程度が目安となり、アスファルト舗装は工期が短く初期費用が抑えられることが大きな特徴です。
カーポート設置費用
出典:三協アルミ公式
駐車場リフォームにおけるカーポート設置費用は、設置する車の台数やカーポートの種類、デザイン性や積雪や強風への耐久性などによって異なります。
一般的な1台用カーポートの場合、工事費込みで12~25万円程度が相場ですが、デザイン性や耐久性を重視したタイプでは30万円以上になることもあります。2台用や3台用、さらに広いスペースや高機能タイプを選ぶと、50~100万円を超えるケースも珍しくありません。
既存の駐車スペースが土や砂利の場合、コンクリートやアスファルト舗装などの外構工事が必要となり、追加費用が発生することもあります。
業者によっても価格差があるため、複数の見積もりを取り比較検討して費用を抑えましょう。
砕石敷きの費用
駐車場リフォームで砕石を敷く場合の費用は、1台分の駐車スペース(約45坪)で4万円程度が目安となっており、2台分なら約8万円、3台分なら12万円前後が一般的な相場です。
1台あたりの費用で換算すると5~6万円程度とされることもあり、工法や仕上げ、立地条件によって若干の変動があります。
砕石敷き自体は掘削や整地、防草シート敷設や転圧など複数の工程が含まれており、これらすべてが費用に反映されるのが一般的です。
砂利や砕石の種類や厚みによっても価格が異なり、施工面積が広くなると単価はやや下がる傾向があります。
重機の使用や残土処分が必要な場合は、追加費用が発生する場合もあるので事前に確認しましょう。
門扉・ゲート設置費用
出典:三協アルミ公式
駐車場リフォームにおける門扉やゲートの設置費用は、設置するゲートの種類やサイズ、動力方式(手動・電動)や設置場所や工事内容によって異なります。
一般的な伸縮式や跳ね上げ式の手動ゲートであれば、本体と工事費を含めて15~50万円程度が相場ですが、防犯性や耐久性を重視したシャッターゲートや大型の電動ゲートの場合は、本体と工事費を合わせて100万円以上になるケースも多いです。
設置場所の状況によって基礎工事やコンクリート打設など追加費用が発生する場合もあり、事前に詳細な見積もりを業者から取って工事を進めましょう。
解体・撤去費用
駐車場リフォームにおける解体・撤去費用は、対象となる構造物や物量、作業の難易度によって大きく異なります。
既存のコンクリート舗装やブロック塀、門扉、カーポートなどの撤去が必要な場合、1台分の駐車スペース程度のコンクリート舗装であれば10万円前後から、広範囲や複数構造物の場合は30万円以上になるケースも多いです。
重機の使用や産業廃棄物の処分費が別途必要な場合もあり、作業が手作業中心となる場合には人件費が高くなる傾向もあります。
事前に現場調査を依頼して詳細な見積もりを取ることで、突発的な追加費用の発生を抑えることも可能です。
駐車場リフォームの補助金

駐車場リフォームに有効活用できる補助金として、以下の3つが挙げられます。
・ブロック塀の撤去・改修補助金
・緑化助成金
・住宅リフォーム助成事業補助金
利用可能な補助金を把握し、コストを抑えた駐車場リフォームを実現しましょう。
ブロック塀の撤去・改修補助金
出典:大阪市広報
ブロック塀の撤去・改修補助金は、地震発生時に倒壊や転倒の危険性がある老朽化したブロック塀を対象に、多くの自治体が防災強化の観点から設けている制度です。
補助対象は主に道路や避難路に面したブロック塀で、撤去や耐震性の高い塀への改修工事が該当します。
補助率は工事費の2分の1から3分の2程度が一般的で、補助限度額は自治体ごとに異なりますが、10~30万円程度、場合によっては上限なしとなることもあります。
申請は工事前に行う必要があり、補助金の詳細や条件は各自治体の窓口での確認が可能です。
参考文献:菊川市発行「ブロック塀撤去・改修事業」
緑化助成金
駐車場リフォームに関する緑化助成金は、ヒートアイランド対策や環境改善を目的に駐車場や屋上、壁面などで新たに樹木や芝、多年草などを植栽する事業を対象に、多くの自治体や財団が実施している補助金制度です。
助成対象者は法人や地域活動団体が中心ですが、自治体によっては個人も対象となる場合があります。
助成内容は主に植栽や基盤整備、かん水設備など工事費用の一部で補助率や上限金額は自治体ごとに異なり、工事費の半額や定額、あるいは面積基準による単価補助など多岐にわたります。
助成事業完了後も一定期間の維持管理が求められる点も事前に把握しましょう。
参考文献:公益財団法人高原環境財団発行「2025年度緑化を伴うヒートアイランド対策に関する助成事業」
住宅リフォーム助成事業補助金
住宅リフォーム助成事業補助金は住宅の省エネ化や快適性向上、子育てやバリアフリー対応など多様なリフォーム工事を対象に、国や自治体が設けている補助金制度の総称です。
代表的なものに「住宅省エネ2025キャンペーン」があり、窓やドアの断熱改修、外壁や天井・床の断熱、エコ住宅設備の設置などが対象となります。
駐車場のリフォームに関して、一部の自治体では住宅の敷地内にある自家用駐車場の設置や、修繕工事が補助対象となる場合があります。
西宮市や能代市では、住宅リフォーム助成事業の対象工事として「住宅の敷地内での自家用駐車場の設置や修繕の工事」が明記されています。
一方で擁壁やブロック塀、フェンスなどの工事が対象外となるケースや、自治体独自の条件があるため、詳細は各自治体の制度案内の確認が重要です。
住宅本体以外の工事(倉庫やフェンスなど)は対象外となる場合もあるため注意しましょう。
参考文献:西宮市発行令和7年度(2025年度)住宅リフォーム助成事業について
補助金も活用してコストを抑えて駐車場をリフォームしよう
駐車場をリフォームすれば、愛車を風雨から保護できるうえに住宅全体の外観も良くなってイメージアップにもつながります。
今後駐車場リフォームを検討している方は、本記事を参考に補助金も有効活用しながらコストを抑えたリフォームを成功させてください。
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