神戸市で外壁塗装や屋根塗装をお考えの方にとって、最も気になるのが「実際にいくらかかるのか」という費用面ではないでしょうか。
塗装工事は数万円から数十万円の費用がかかるため、適正な価格を知っておくことが重要です。
一方で塗装見積には足場設置費や高圧洗浄、下地補修や塗装工事本体など多くの項目があり、それぞれの相場を把握するのは簡単ではありません。
加えて見積書の見方を間違えると後から追加費用が発生したり、必要な工事が含まれていないなどのトラブルも起こりがちです。
そこで本記事では、2025年最新の神戸市における塗装見積の項目別費用相場を詳しく解説し、見積を取る際に見落としがちな重要なポイントや、工事費用の負担軽減につながる助成金制度についてもご紹介します。
神戸市で塗装工事をご検討中の方は、この記事を参考にして適正価格での塗装工事を実現してください。
神戸市の塗装見積の項目別の費用相場
出典：アステックペイント公式
神戸市の塗装見積の項目別の費用相場を下記の表に記載します。
| 工事の種類 | 費用相場 |
| 足場設置の費用相場 | ・1平方メートルあたり600~1,000円程度※3階建て住宅の場合は追加で3万円程度必要 |
| 高圧洗浄の費用相場 | ・1平方メートルあたり100~300円程度 |
| 下地修理の費用相場 | ・1平方メートルあたり約2,000~2,500円程度 |
| 養生の費用相場 | ・1平方メートルあたり100~150円程度 |
| 塗装工事の費用相場 | ・ウレタン塗料:1平方メートルあたり1,400~2,500円 ・シリコン塗料:2,500~2,800円 ・フッ素塗料:3,800~4,800円 |
| コーキング打ち替えの費用相場 | ・1メートルあたり900~1,500円程度 ※既存コーキング材の撤去処分費として200~400円、養生やプライマー、新規コーキング充填として400~800円も必要 |
| 付帯部塗装の費用相場 | ・雨樋:1メートルあたり700~900円 ・破風板:1メートルあたり800~1,000円 ・軒天:平方メートルあたり900~1,500円 |
| 現場管理費や諸経費の費用相場 | ・施工費の5~10％程度 |
| 屋根塗装の費用相場 | ・一般的な戸建て住宅:約110~180万円程度 |
ここからは、各項目の相場の詳細を詳しく解説します。
加えて下記に神戸市の外壁塗装や屋根塗装におすすめの業者を紹介した記事を掲載するので、そちらも併せて参考にしてください。
足場設置の費用相場
神戸市の塗装における足場設置の費用相場は、1平方メートルあたり600~1,000円程度となっています。
一般的な2階建て30坪住宅の場合、足場設置費用は16~22万円前後が目安です。
足場費用は塗装工事全体の約20％を占める重要な項目で、3階建て住宅の場合は追加で3万円程度かかるため、19~25万円程度の予算を見込みましょう。
足場設置は安全確保や作業品質向上の観点から必須の工程であり、適正価格での設置が求められます。
高圧洗浄の費用相場
神戸市の塗装における高圧洗浄の費用相場は、1平方メートルあたり100~300円程度となっています。
高圧洗浄の一般的な単価は200~250円とされ、この範囲内であれば適正価格と考えられます。
一般的な2階建て30坪住宅の場合、外壁面積は約100~120平方メートルなので、高圧洗浄費用は2万円~3万円程度が目安です。
作業の手間賃も含めて1万5千~3万5千円の範囲で設定されることが多く、塗装工事全体の品質を左右する重要な下地処理工程として必要不可欠な費用項目とされています。
下地補修の費用相場
神戸市の塗装における下地補修の費用相場は、1平方メートルあたり約2,000~2,500円程度です。
一般的な外壁補修では1平方メートルあたり1,700~2,500円が相場とされ、ひび割れの補修・修理の費用相場は約1~10万円程度となります。
価格は下地補修の範囲や劣化状況によって大きく変動し、軽微なひび割れであれば数万円程度ですが、広範囲の補修が必要な場合は10万円以上かかるケースも多いです。
下地補修は塗装の密着性と耐久性を左右する重要な工程であり、適切に補修することで塗装全体の品質向上につながります。
養生の費用相場
神戸市の塗装における養生の費用相場は、家を囲う養生(メッシュシート養生)が1平方メートルあたり100~150円程度です。
一般的な2階建て30坪住宅の場合、養生費用は2~4万円程度が目安となります。
窓枠などの細かい養生は諸経費の欄に一式として計上されることが多く、車や植木、盆栽などの養生も依頼する場合は、最初の契約段階で依頼しなければいけません。
養生は塗料の飛散防止や近隣への配慮として重要な工程であり、塗装工事の品質と周辺環境の保護に直結する必要不可欠な費用項目です。
塗装工事の費用相場
神戸市の塗装における塗装工事の費用相場は、使用する塗料によって大きく異なります。
ウレタン塗料は1平方メートルあたり1,400~2,500円、シリコン塗料は2,500~2,800円、フッ素塗料は3,800~4,800円が相場となっています。
一般的な2階建て30坪住宅(外壁面積約100平方メートル)の場合、ウレタン塗料で14~25万円、シリコン塗料で25~28万円、フッ素塗料で38~48万円程度が目安です。
現在の主流はシリコン塗料で、コストパフォーマンスと耐久性のバランスが良く、多くのユーザーに選ばれています。
コーキング打ち替えの費用相場
神戸市の塗装におけるコーキング打ち替えの費用相場は、1メートルあたり900~1,500円程度です。
打ち替え工法では700~1,200円が一般的な単価相場で、既存コーキング材の撤去処分費として200~400円、養生やプライマー、新規コーキング充填として400~800円が必要となります。
一般的な2階建て30坪住宅の場合、コーキングの長さが約180メートルなので、材料費と施工費で16~27万円程度が目安です。
この金額に足場代が加わり、総額で30~45万円程度が相場となります。
付帯部塗装の費用相場
神戸市の塗装における付帯部塗装の費用相場は、部位によって異なります。
具体的には雨樋は1メートルあたり700~900円、破風板は1メートルあたり800~1,000円、軒天は1平方メートルあたり900~1,500円が相場です。
より細かく解説すると雨樋が550~3,500円、破風板が650~800円との相場も示されており、一般的な2階建て30坪住宅の場合、付帯部塗装全体で15~25万円程度が目安です。
付帯部は外壁や屋根以外の重要な部分であり、建物全体の美観と防水性を維持するために必要不可欠な工事となります。
現場管理費や諸経費の費用相場
神戸市の塗装における現場管理費や諸経費の費用相場は、施工費の5~10％程度が一般的です。
直接工事費の10％~15％前後が目安とされることもあり、これらには交通費や人件費、保険料などの現場管理費や、施設管理費や水道光熱費、事務用品費などの一般管理費が含まれます。
100万円の塗装工事の場合、諸経費として5~15万円程度が相場となりますが会社によって金額が異なり、中には20％~30％ほどの諸経費を組んでいる工事業者もあるため、見積書の内訳を詳しく確認しなければいけません。
屋根塗装の費用相場
神戸市における屋根塗装の費用相場は、一般的な戸建て住宅で約110~180万円程度です。
2階建て住宅の場合、屋根塗装を含めて150万円程度で収まるケースが多く見受けられます。
一方で屋根材の種類や劣化状況、使用する塗料のグレード、屋根の形状や面積によって費用は大きく変動するので事前に確認しましょう。
神戸市中央区などの中心部では相場がやや高めになる傾向があり、補修工事が必要な場合はさらに費用が上がる可能性もあるので注意が必要です。
神戸市で塗装見積をとる際のおすすめの工事業者
神戸市で塗装見積をとる際には、信頼と実績の工事業者である株式会社RESIAがおすすめです。
同社は一級塗装技能士や外壁診断士、外壁アドバイザーといった専門資格を持つスタッフが在籍しており、技術的な信頼性に特化しています。
加えて神戸支店が長田区に設置されているため、地域密着型のサービスも提供できるうえに、現地の気候や建物特性を理解した適切な提案も可能です。
実際の利用者からは「塗装の種類やサンプルを丁寧に説明してもらい、希望の色を自宅の画像にはめて見せてくれた」という高評価もあり、顧客の要望に対する細やかな対応力も魅力といえます。
リフォーム全般を手がける総合力により、塗装以外の関連工事についても相談できる利便性もあるのでぜひご相談ください。
神戸市の塗装見積をとる際の見落としがちなポイント
神戸市の塗装見積をとる際には、以下の7つのポイントに注意しなければいけません。
・見積書の内訳の確認
・塗料の種類やグレードの確認
・下地補修やシーリングの範囲や内容の確認
・足場設置や撤去費用の明記漏れがないか
・保証内容やアフターサービスの確認
・諸経費や現場管理費などの詳細確認
・工事日程や施工期間の確認
各ポイントの内容を把握し、信頼できる工事業者から見積をとりましょう。
下記に神戸市で信頼できる、外壁塗装業者の選び方を紹介した記事を掲載するので、そちらも併せて参考にしてください。
見積書の内訳の確認
神戸市で塗装見積もりを取る際に見落としがちな重要ポイントの1つに、見積書の内訳が詳細に記載されているかの確認が挙げられます。
特に「外壁塗装一式○円」と一括りにされている場合は注意が必要で、足場設置や高圧洗浄、下塗りや中塗り、上塗りなどの各工程が明確に分けて記載されているかを必ずチェックしましょう。
付帯部分である雨樋や窓枠などの塗装箇所とその単価が具体的に明記されているか、使用する塗料のメーカー名や商品名が記載されているかも重要な確認項目です。
加えて諸経費の内容が不明瞭でないか、施工面積の算出根拠が示されているかなど、曖昧な表記がないかを慎重に見極めることで、後々のトラブルを防ぐことができます。
塗料の種類やグレードの確認
神戸市で塗装見積もりを取る際に見落としがちなのは、塗料の種類やグレードの詳細確認です。
グレードが低い順に「アクリル塗料」「ウレタン塗料」「シリコン塗料」「フッ素塗料」となり、フッ素塗料が最も高額になるため、見積書に記載された塗料名だけでなく、具体的なメーカー名や商品名まで明記されているかを確認しましょう。
耐用年数や機能性についても曖昧な説明で済まされがちですが、合成樹脂には4種類あり、アクリル＜ウレタン＜シリコン＜フッ素の順で、耐久性が高いという基本知識を持ち、予算と実際の耐久性のバランスを考慮した適切な塗料選択ができているかも検討しなければいけません。
下地補修やシーリングの範囲や内容の確認
下地補修やシーリングの範囲や内容の詳細確認も、神戸市で塗装見積もりを取る際に見落としがちなポイントです。
基本的には外壁の素材などにより、素材に適した下地補修やシーリング作業が必要なので、見積に単に「下地補修」と記載されているだけではなく、具体的にどの部分のひび割れ補修やシーリング打ち替えが含まれているかを明確にしてもらいましょう。
目地部分の処理が困難なサイディング住宅では、シーリング材の全撤去や打ち直しか部分補修かで費用が大きく変わるため、作業範囲や使用するシーリング材の種類まで詳細に確認しなければいけません。
加えて補修箇所の診断結果や、追加工事の可能性についても事前に把握しましょう。
足場設置や撤去費用の明記漏れがないか
足場設置や撤去費用の明記漏れがないかという点も、神戸市で塗装見積もりを取る際に見落としがちなポイントです。
足場費用は、600~800円／㎡が相場で、二階建て戸建住宅の足場の費用は平均して15~20万円程度かかるため、見積書に足場設置から撤去まで全工程が含まれているかを必ず確認しましょう。
加えて足場架面積の計算が建物の坪数とは一致しない点にも注意が必要で、30坪程度の住宅でも足場架面積は200㎡前後が一般的です。
そのため見積書で異常に大きな面積が記載されていないか、飛散防止ネット代が別途計上されているか、クサビ式足場が使用されているかなど、足場関連の詳細項目が漏れなく適正に記載されているかを慎重にチェックしなければいけません。
保証内容やアフターサービスの確認
基本的に保証期間は施工後3~10年程度が一般で、外壁塗装には「製品保証」と「工事保証」の2つの保証があります。
見積書には前述のような保証に加え、保証対象範囲や適用条件が明記されているかを必ず確認しましょう。
20年や30年といった長期間の保証を提供する業者も存在しますが、実際にはその全期間中に有効な保証が提供されるとは限らないので注意が必要です。
さらに保証書の発行時期や定期点検の有無、アフターサービス体制についても事前に明確化し、業者が倒産した場合の対応策まで含めて検討するのも重要なポイントです。
諸経費や現場管理費などの詳細確認
工事における諸経費とは、材料費・運搬費や作業員の人件費といった直接工事費以外の経費であり、工事総額の3~15％程度を目安にすることが一般的とされています。
そのため見積書で「諸経費一式」とだけ記載され、見積の内訳が不明確な場合は要注意で、現場交通費や人件費、保険料などの管理費や、施設管理費や水道光熱費、事務用品費など一般管理費の内容を具体的に確認しなければいけません。
さらに産廃処分費や運搬費が別項目で計上されているか、諸経費の割合が適正範囲内かを慎重にチェックし、曖昧な表記の業者には詳細説明を求めましょう。
工事日程や施工期間の確認
工事日程や施工期間の詳細確認も、神戸市で塗装見積もりを取る際に見落としがちなポイントです。
一戸建て住宅の外壁塗装を行った場合、工事完了までおおそよ10~15日程度が目安で、外壁塗装は基本的には7~10日程度かかる点も理解しましょう。
見積書には着工予定日から完工予定日まで明記されているか、雨天時に工期短縮ができないなど、天候に伴う対応方針についても事前に確認しましょう。
工事期間中の生活への影響についても事前に把握し、足場を建てた後は洗濯物を干すことはできない点など、具体的な制約を理解してスケジュール調整が適切に行えるかも検討しなければいけません。
神戸市の塗装見積りで有効活用できる助成金
神戸市の塗装見積で有効活用できる助成金として、以下の2つが挙げられます。
・耐震・長寿命化リフォーム補助
・高齢者・バリアフリー住宅改修補助金
自宅の塗装で有効活用できる助成金を利用し、コストを押さえて見積をとりましょう。
耐震・長寿命化リフォーム補助
神戸市で塗装を伴うリフォームを検討されている場合、「耐震・長寿命化リフォーム補助」が有効な助成金になります。
この補助金は、市民が既存住宅の耐震性向上や長寿命化のための改修の際に、その費用の一部を助成することで、安全で質の高い住環境の維持・向上を促進するものです。
塗装工事が耐震改修や長寿命化リフォームの一環として行われる場合、補助の対象となる可能性があるので、事前に神戸市の担当窓口やウェブサイトで詳細な要件や申請期間を確認しましょう。
高齢者・バリアフリー住宅改修補助金
出典：高山市公式
「高齢者・バリアフリー住宅改修補助金」は、要支援や要介護認定を受けている方を対象に、手すりの設置や段差解消など、バリアフリー化を目的とした改修費用の一部を補助する制度です。
塗装工事がこれらのバリアフリー改修と一体的に行われ、その工事に不可欠なものとして認められる場合に、補助の対象となる可能性があります。
申請には事前の相談や詳細な要件確認が必要となるため、神戸市の担当窓口や保険に関する部署に問い合わせましょう。
信頼できる業者に神戸市の塗装見積りを依頼しよう
神戸市の塗装見積は、依頼する工事業者によって金額や記載内容も異なり、コストを押さえた高品質な工事をするためにも信頼できる業者への依頼が欠かせません。
今後神戸市で自宅の塗装を検討中の方は、本記事を参考に塗装見積の注意点を把握し、信頼できる工事業者を選択してコストを押さえた高品質な工事に着手してください。
特に地元神戸に店舗を構え、地域密着型で顧客に寄り添ったサービスを提供している株式会社RESIAへの見積依頼がおすすめです。
