外壁塗装の工程とは?工程日数の流れや確認方法を紹介!

外壁塗装の工程とは?工程日数の流れや確認方法を紹介!

新築から10年以上が経過した戸建てや、外壁にひび割れや色褪せが目立ってきた家は、外壁塗装を検討する時期かもしれません。

外壁塗装は家の美観を保つだけでなく、雨風や紫外線から建物を守る重要なメンテナンスです。

一方で、「どんな手順で工事が進むの?」「どれくらいの期間がかかるの?」などの疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では外壁塗装の工事の具体的な工程や、各工程にかかる日数の目安を分かりやすく解説し、安心して工事を任せられる優良業者を見極めるための工程の確認方法も紹介します。

目次

外壁塗装の工程とは

外壁塗装の工程とは

外壁塗装の工程は近隣への挨拶から始まり、足場設置や高圧洗浄、下地処理や養生作業と段階的に進行します。

その後に下塗りや中塗り、上塗りの三回塗りを基本とした塗装作業に従事し、付帯部の塗装や補修も並行して実施する流れです。

最終的には施主立ち会いのもとで完了検査して、問題がなければ足場を解体して清掃作業で完了となります。

各工程は天候や建物の状況によって日数が変動しますが、全体では10~14日程度の期間が一般的です。

適切な工程を踏むことで、塗装の品質と耐久性が確保されます。

外壁塗装の工程日数の流れ

外壁塗装の工程日数は、以下のような手順で設定されます。

①近隣への挨拶
②現場確認と打ち合わせ
③足場設置
④高圧洗浄
⑤基礎処理(ひび割れ補修など)
⑥養生(マスキングなど)
⑦下塗り
⑧中塗り
⑨付帯部塗装と補修
⑩完了検査(施主立ち会い)
⑪足場解体と清掃

外壁塗装における大まかな工程日数を把握し、スムーズな段取りを心がけましょう。

下記に外壁塗装の工程を詳しく解説した記事を掲載するので参考にしてください。

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①近隣への挨拶

外壁塗装工事を始める前に、近隣住民への挨拶は欠かせない重要なステップです。

工事が始まると足場の設置や高圧洗浄、塗装作業で発生する騒音や塗料の飛散、車両の出入りなど、近隣住民に迷惑をかける可能性が生じます。

そこで事前に工事の期間や時間帯、内容を記した挨拶文を持って直接伺うことで、住民の理解と協力を得やすくなり、トラブルを未然に防げます。

良好な関係を保つためにも挨拶は業者任せにせず、施主も一緒に回るのがおすすめです。

②現場確認と打ち合わせ

外壁塗装の現場確認と打ち合わせは、工事の成功を左右する非常に重要な工程です。

この段階においては業者が建物の状態を細かくチェックし、劣化や損傷の状況を正確に把握します。

加えて外壁のひび割れや塗膜の剥がれ、コーキングの状態などを確認し、最適な補修方法や塗料の種類を提案するための情報を集めます。

さらに施主が希望する色や質感、予算や工期について詳しく話し合い、両者の認識に齟齬がないよう綿密な打ち合わせも必要です。

事前の打合せの徹底により後々のトラブルを防ぎ、満足のいく仕上がりにつなげられます。

③足場設置

外壁塗装における、最初の本格的な作業となるのが足場の設置です。

この作業は職人が安全かつ効率的に作業するために不可欠な工程で、高所での作業を安定させるだけでなく、塗料の飛散を防ぐための養生シートを取り付ける役割も果たします。

足場設置では大きな音が発生したり、資材の搬入・搬出で一時的に近隣住民に迷惑をかける可能性もあるため、事前に近隣住民に挨拶しましょう。

足場設置の工程は家の形状や敷地の状況にもよりますが、通常1日程度で完了します。

④高圧洗浄

出典:ケーワンテック株式会社公式

足場が設置された後、外壁塗装の品質を左右する重要な工程が高圧洗浄です。

これは単なる清掃ではなく、外壁に付着したカビやコケ、ホコリやチョーキング現象(古くなった塗料が粉状になったもの)などを強力な水圧で徹底的に洗い落とします。

これらの汚れが残ったままだと、新しく塗る塗料の密着性が著しく低下し、早期の剥がれや塗膜の膨れといった施工不良の原因となります。

一般的に高圧洗浄は半日から1日かけて行われ、洗浄後は十分に乾燥させる時間が必要です。

⑤基礎処理(ひび割れ補修など)

高圧洗浄で汚れを落とした後、塗装の仕上がりと耐久性を大きく左右する重要な工程が基礎処理です。

この工程では外壁に生じているひび割れや剥がれ、欠損部分を丁寧に補修します。

ひび割れがあればそこから雨水が浸入し、建物の構造体を腐食させる原因となるため、シーリング材や専用の補修材を使ってしっかりと埋めます。

サイディングボードの継ぎ目にある既存のコーキング材も、劣化していれば打ち替えなければいけません。

これらの基礎処理を丁寧に行うことで、塗料が持つ本来の性能を最大限に引き出し、長期にわたって美しい外壁を保つことも可能です。

⑥養生(マスキングなど)

出典:はらけんリフォーム公式

養生とは塗装しない部分に塗料が付着しないよう、マスキングテープやビニールシートなどで保護する重要な作業です。

具体的に窓ガラスやサッシ、ドアや給湯器、室外機や玄関まわり、植栽などを丁寧に覆います。

この工程は仕上がりの美しさを左右するだけでなく、近隣の家や車への塗料の飛散を防ぐことも可能です。

一見地味な作業ですが、この工程をどれだけ丁寧に行うかにより工事の品質に差が出ます。

養生作業は家の大きさにもよりますが、通常は半日から1日程度で完了する工程です。

⑦下塗り

出典:株式会社リペイント匠公式

下塗りは外壁塗装における最初の塗装工程で、塗料の密着性を高める重要な役割です。

この工程では、上塗り塗料を外壁にしっかりと定着させるために、シーラーやプライマーといった専用の塗料を塗布します。

このような作業により上塗り材が吸い込まれるのを防ぎ、塗りムラのない美しい仕上がりを実現します。

下塗り材には、既存の塗膜や下地の劣化を抑制する効果も期待できます。

この作業を丁寧に行うことで塗膜の耐久性が格段に向上し、長期間にわたって外壁を保護することが可能です

⑧中塗り

出典:株式会社リペイント匠公式

中塗りは下塗りの後に行われる、外壁塗装における2回目の塗装工程で、施主が選んだ上塗り材を塗布して塗膜に十分な厚みを持たせます。

この作業により塗料本来の性能を最大限に引き出し、紫外線や雨風から建物を保護する耐久性を高めることも可能です。

中塗りが完了した状態は、外壁塗装の最終的な色合いや質感を左右する重要な工程のため、この時点で色ムラや塗り残しがないか、職人は細心の注意を払って作業を進めます。

中塗りが完了した後は、乾燥時間を置いてから次の工程である上塗りへと進むのが一般的です。

⑨付帯部塗装と補修

出典:創建ペイント公式

外壁の主要部分の塗装が終わると、雨樋や軒天、雨戸や水切り、破風板といった「付帯部」と呼ばれる部分の塗装と補修に移ります。

これらの付帯部は外壁同様に紫外線や雨風にさらされる劣化しやすい箇所で、外壁だけをきれいにしても付帯部が古びたままだと建物全体の美観を損ねてしまいます。

そのため外壁の雰囲気に合わせて色を塗り分けたり、ひび割れや腐食を補修することで、建物全体の一体感を出して見た目をより美しく仕上げることが可能です。

この工程を丁寧にすることにより、家全体の耐久性を向上させることもできます。

⑩完了検査(施主立ち会い)

外壁塗装工事の最終段階として、施主による完了検査があります。

これはすべての作業が完了した後、依頼主である施主が業者の担当者と一緒に施工箇所を細かくチェックする重要な工程です。

塗装に色ムラや塗り残しがないか、ひび割れ補修が適切に行われているか、養生が剥がされた後の汚れや傷がないかなどを、隅々まで確認します。

この工程で仮に不備が見つかった場合はその場で業者に伝え、手直しを依頼しなければいけません。

この最終確認を経て問題がなければ工事完了となり、足場解体や清掃、支払いへと進みます。

⑪足場解体と清掃

外壁塗装工事の最終工程は、足場の解体と清掃です。

施主による最終確認が終わり次第、組まれていた足場を慎重に解体して搬出します。

この際に外壁や建物を傷つけないよう細心の注意を払い、工事中に発生した塗料の切れ端や養生テープのカス、ホコリなどが近隣の敷地や道路に飛び散っていないか、隅々まで清掃します。

この作業では、近隣住民との関係性を良好にするためにも工事前の状態、あるいはそれ以上にきれいな状態にすることを心掛けましょう。

外壁塗装の工程が明確な工事業者

外壁塗装の工程を明確に把握し、安心でスムーズな工事に着手したい方は株式会社RESIAがおすすめです。

株式会社RESIAは、外壁塗装の専門家として安心して工事を任せられるよう、ユーザーへの工程の共有を重視しています。

契約前に工事全体の流れや各工程にかかる日数、使用する塗料の種類などを詳細に記載した工程表や見積書を提示するので、「いつ」「どのような作業が行われるのか」を事前に把握でき、工事に対する不安も生じません

施工中も進捗状況を丁寧に報告し、施主の立ち会いによる確認機会を設けることで認識のズレを防ぎ、スムーズな工事の着手に努めます。

最終的な仕上がりのチェックも施主と一緒に行い、納得のいく形での工事完了を徹底する安心の工事業者です。

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外壁塗装の工程の確認方法

外壁塗装の工程の確認方法

外壁塗装の工程の確認方法として、以下の6つの方法が挙げられます。

・工程表を受け取って日程ごとの作業内容を確認
・施工中や完了時に立ち会って進捗状況を確認する
・動画や写真で各工程の記録をもらって確認する
・仕様書や見積書と現場状況が一致しているか照合
・家族や第三者と一緒に立ち会って見落としを防ぐ
・問題や不備はその場で業者に伝えて確認してもらう

外壁塗装における工程方法の確認を把握し、正しい手順で工事しているかをこまめにチェックしましょう。

下記に正しい方法で工事に着手する、外壁塗装業者選びのポイントを紹介した記事を掲載するので併せて参考にしてください。

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工程表を受け取って日程ごとの作業内容を確認</h3>

外壁塗装の工程を明確にするうえで、工程表は非常に重要な書類です。

契約前に業者から工程表を受け取り、工事の開始日から完了日までの大まかなスケジュールと、それぞれの日にどのような作業が行われるのかを必ず確認しましょう。

この工程表には、足場設置や高圧洗浄、下地補修、下塗りや中塗り、上塗りといった各工程の名称や、それぞれにかかる日数の目安が具体的に記載されているのが理想です。

これを事前に確認することで、工事期間中の自宅での過ごし方を計画しやすくなるうえに、作業の進捗が計画通りに進んでいるかを確認する際の基準として利用できます。

施工中や完了時に立ち会って進捗状況を確認する

外壁塗装の品質を確保するためにも、施工中や完了時に自ら現場に立ち会って進捗状況を確認しましょう。

下塗りや中塗り、上塗りの各工程の間に立ち会うことで、塗装回数が適切に行われているか、塗り残しや塗りムラがないかを直接確認できます。

完了時にも業者と一緒に最終チェックして、補修箇所がきちんと直されているか、養生後の清掃が隅々までされているかなどを確認しましょう。

その際に仮に気になる点があればその場で職人や担当者に質問し、疑問を解消するのも重要なポイントです。

この立ち会いを通じて業者との信頼関係を築きながら、満足のいく仕上がりを目指せます。

動画や写真で各工程の記録をもらって確認する

外壁塗装の品質をしっかりと確認するために、施工業者から各工程の記録を写真や動画で受け取るのも有効な方法です。

高圧洗浄や下地補修、下塗りなど、足場が邪魔になって直接確認しにくい作業は記録写真で確認することで、手抜き工事を防いで工程が適切に進められているかを確認できます。

普段は家を空けていて立ち会いが難しい場合でも、写真や動画があれば、いつでもどこでも進捗状況を把握でき、安心して任せることも可能です。

最終的な完了報告書と一緒にこれらの記録をもらうことで、工事の証拠にもなり、後々のトラブル防止にもつながります。

仕様書や見積書と現場状況が一致しているか照合

外壁塗装工事を安心して進めるためにも、事前に交わした仕様書や見積書と実際の現場状況を照合しましょう。

契約書に記載されている塗料の銘柄や品番、塗装回数(通常は3回塗り)や補修の範囲などが、実際に使用されている材料や行われている作業と一致しているかを定期的に確認しなければいけません。

施行後に確認するため、塗料缶の銘柄やロット番号を写真に撮って記録するのもおすすめです。

このような照合作業により契約内容通りの工事が行われているかを確認でき、手抜き工事などのトラブルを未然に防げます。

家族や第三者と一緒に立ち会って見落としを防ぐ

外壁塗装の完了検査や施工中の確認は、一人で行うと見落としが発生しやすいため、家族や第三者と一緒に立ち会うのがおすすめです。

複数人の目でチェックすることで、一人では気づかないような細かな塗りムラや、養生の剥がし忘れ、汚れの付着などを発見できる可能性が高まります。

例えば背の高い家族に高い部分を見てもらったり、別の角度から光の当たり方を確認してもらったりすることで、よりスムーズなチェックも可能です。

さらに第三者の客観的な視点を取り入れることで、業者との交渉もスムーズに進むケースも多く見受けられます。

問題や不備はその場で業者に伝えて確認してもらう

外壁塗装の施工中に気になる点や不備を発見した場合は、その場で業者に伝えるのも重要なポイントです。

遠慮して後回しにすると、問題が大きくなって手直しに手間や費用がかかったり、最悪の場合には手直しが難しくなることもあります。

例えば、塗り残しや色ムラ、養生の外れなど、少しでも違和感を感じたらその場で写真を撮り、担当者や職人さんに確認してもらいましょう。

口頭で伝えるだけでなく、状況を記録として残しておくことも大切です。

その場ですぐに対応してもらうことで手戻りが少なくなり、スムーズに工事を進められます。

外壁塗装は工程日数が確認しやすい業者を選ぼう

外壁塗装では多岐にわたる工程があるため、事前に工程を確認できなければ工事期間中の予定などを立てることもできないうえに、安心して工事を任せられません。

そのような事態を防ぎ、スムーズで安心な外壁塗装を進めるためにも、本記事を参考にして工事の流れを把握し、工程日数をきちんと共有してくれる工事業者に依頼しましょう。

外壁塗装の工程を把握し、スムーズで安心して外壁塗装を進めたい方は、ユーザーへの工程の共有を重視している株式会社RESIAをぜひご利用ください。

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