外壁塗装に足場は必要?費用相場やメリットやデメリット、トラブル事例も紹介!

外壁塗装に足場は必要?費用相場やメリットやデメリット、トラブル事例も紹介!

外壁塗装を検討する際、足場が必要かどうか疑問に思う方もいるかもしれませんが、足場は外壁塗装工事の安全性を確保し、作業の品質を高めるために欠かせないものです。

一方で足場設置には多額の費用がかかり、近隣住民とのトラブルや防犯上のリスクなども生じるため、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、外壁塗装における足場の必要性や費用相場、メリットやデメリット、実際に起こったトラブル事例まで詳しく解説するので、足場設置に関する不安を解消して信頼できる業者選びのヒントにしてください。

目次

外壁塗装に足場は必要?

外壁塗装に足場は必要?

外壁塗装において、足場は安全かつ高品質な施工のために不可欠な工程です。

高所での作業を安全に行い、職人が安定した体勢で細部まで丁寧に塗装するためにも足場の設置が欠かせません。

足場がない状態では作業効率が低下するだけでなく、塗りムラや塗料の飛散、転落事故などのリスクが高まります。

近隣への塗料飛散を防ぐための養生も、足場があるからこそ万全な施工が可能です。

このような観点から足場は費用がかかるものの、安全性の確保と施工品質の向上のために必須の設備といえます。

外壁塗装の足場費用の相場

外壁塗装の足場設置においては、以下の7つの項目における費用が必要になります。

・単管足場の費用相場
・くさび式足場(ビケ足場)の費用相場
・ブラケット一側足場の費用相場
・飛散防止ネットの費用相場
・養生の費用相場
・運搬に関する費用相場
・足場の設置と解体の手数料の費用相場

外壁塗装の足場設置における各項目の費用相場を把握し、最適な工事に着手しましょう。

下記に外壁塗装の相場を解説した記事を掲載するので、そちらも併せて参考にしてください。

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単管足場の費用相場

出典:コメリ公式チャンネル

単管足場は外壁塗装で最も一般的に使用される足場で、費用相場は1平方メートルあたり600~900円程度となっています。

一般的な30坪の戸建て住宅の場合、足場面積は約200平方メートルとなるため、単管足場の設置費用は12~18万円が目安です。

単管足場は鋼管パイプとクランプを組み合わせて構築するシンプルな構造のため、比較的安価で設置できますが、建物の形状が複雑な場合や高さがある場合は追加費用が発生することもあります。

地域や業者によって価格差が生じる可能性もあるため、複数の業者から見積もりを取って価格を比較しましょう。

くさび式足場(ビケ足場)の費用相場

くさび式足場(ビケ足場)は、単管足場よりも組み立てが簡単で安全性が高い足場として広く使用されており、費用相場は1平方メートルあたり700~1,000円程度となっています。

一般的な30坪の戸建て住宅では、足場面積約200平方メートルに対して14~20万円が目安です。

くさび式足場は専用の金具とパイプを使用するため単管足場よりもやや高額ですが、組み立て時間の短縮により人件費を抑えられます。

構造も安定しているため作業効率が良く、結果的にトータルコストを抑えられますが、建物の高さや形状、立地条件によって費用は変動するため、詳細な現地調査に基づく見積もりが必要です。

ブラケット一側足場の費用相場

外壁塗装で使われるブラケット一側足場の費用相場は、1平方メートルあたり700~1,200円程度と、ほかの足場に比べて高めに推移しています。

その理由は隣家との間隔が狭い場合や、敷地に余裕がない場合に片側だけに設置できる特殊な構造を持つためです。

建物の片側にしか足場を組む必要がなく、隣家への影響を最小限に抑えられるので、単管足場やくさび式足場が組めない狭小地での施工に有効です。

ある程度の費用はかさむものの、安全かつ確実に作業を進める上で重要な選択肢となっています。

飛散防止ネットの費用相場

飛散防止ネットは、外壁塗装工事における塗料や洗浄水の飛散を防ぐために足場に設置される必須アイテムで、費用相場は1平方メートルあたり100~200円程度となっています。

一般的な30坪の戸建て住宅では足場全体を覆うため約200平方メートルが必要となり、2~4万円程度が目安です。

風の強い日には作業を中断する必要がありますが、ネットにより多少の風でも作業を継続できるため、工期短縮にも貢献します。

使用するネットの材質や密度によって価格は変動し、高品質なネットほど耐久性が高く、長期間の工事でも安心して使用可能です。

養生の費用相場

養生は外壁塗装工事において窓や玄関、植木や車などを塗料の付着から保護するための作業で、費用相場は1平方メートルあたり300~500円程度となっています。

一般的な30坪の戸建て住宅では、窓や扉などの開口部、エアコン室外機や給湯器、植栽などを含めて約50平方メートルから80平方メートルの養生が必要となり、1万5千円~4万円が目安です。

費用の中には養生に使用するビニールシートやマスキングテープ、養生テープなどの材料費と施工手間賃が含まれ、精密な養生が求められる高級車や大切な植木がある場合は追加費用が発生することもあります。

適切な養生を行うことで近隣トラブルを防ぎ、後片付けの手間も大幅に軽減できるため、外壁塗装における必要不可欠な工程です。

運搬に関する費用相場

外壁塗装の足場設置における運搬費用は、足場材料を現場まで運搬するためのトラック代や人件費を含み、費用相場は1回あたり2~5万円程度となっています。

一般的な30坪の戸建て住宅では、足場設置時と撤去時の計2回の運搬が必要なため、総額4~10万円が目安です。

運搬費用は現場までの距離や道路状況、搬入の難易度によって大きく変動します。

狭い道路や駐車スペースが限られた現場では、小型トラックでの複数回輸送や手運びが必要になり、追加費用が発生する可能性が高いです。

足場材料の量や重量、クレーン車の使用が必要な高層建築物では運搬費用が高額になることもあるので、事前の現地調査による正確な見積もりが重要になります。

足場の設置と解体の手数料の費用相場

外壁塗装の足場設置と解体の費用は、一般的に足場費用の基本単価に含まれているケースが多く、費用相場は1平方メートルあたり600~1,200円程度が相場です。

この金額には設置や解体にかかる人件費や運搬費、資材費などがすべて含まれています。

一方で一部の業者は設置費用と解体費用を別々に計上するケースもあるため、見積書をよく確認することが重要です。

特殊な立地条件や建物の形状によっては、通常よりも手間がかかるため、追加費用が発生することもあります。

適正な足場費用の相場を提案する外壁塗装業者

外壁塗装において、足場設置の費用はかなりの割合を占めているため、工事の依頼においては適正な足場費用の相場を提案してくれる業者を選択しなければいけません。

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外壁塗装の足場のメリット

外壁塗装における足場設置のメリットとして、以下の6つの項目が挙げられます。

・安全性を確保できる
・作業効率が向上する
・仕上がり品質が向上する
・近隣住民にこまやかな配慮ができる
・仕上がり状態を細かくチェックできる
・法令順守につながる

足場設置のメリットを把握し、安全でスムーズな工事を検討しましょう。

下記に外壁塗装のベストシーズンについて紹介した記事を掲載するので、そちらも外壁塗装時の参考にしてください。

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安全性を確保できる

外壁塗装における足場設置の最大のメリットは、作業員の安全性を確保できることです。

外壁塗装は2階部分や屋根近くの高所での作業が中心となるため、足場なしでは転落事故のリスクが極めて高くなります。

一方足場があれば作業員は安定した足場の上で両手を自由に使って作業できるため、バランスを崩す危険性を削減できます。

労働安全衛生法では2メートル以上の高所作業において足場の設置が義務付けられており、法的な観点からも必要不可欠な工程です。

万が一の事故は作業員だけでなく建物や近隣住民にも被害を及ぼす可能性があるため、足場による安全確保は外壁塗装における重要な工程です。

参考文献:労働安全衛生法(足場に関する労働安全衛生法の規定について)

作業効率が向上する

足場設置により作業効率が大幅に向上するのも、外壁塗装におけるメリットの1つです。

足場設置により作業員は安定した作業台の上で自由に移動でき、必要な道具や塗料を手の届く範囲に配置して効率的に作業を進められます。

梯子やローリングタワーを頻繁に移動させる必要がないため、作業の中断時間も短縮され、連続した塗装作業も可能です。

さらに複数の作業員が同時に異なる箇所で作業できるため、全体の工期短縮にもつながります。

仕上がり品質が向上する

仕上がり品質が向上するのも、外壁塗装における重要なメリットです。

足場設置により作業員は安定した姿勢を保ちながら丁寧な塗装作業をするため、ムラのない均一な仕上がりを実現できます。

梯子作業では手を伸ばして塗装する箇所が多く塗りムラが生じやすいですが、足場では至近距離から細部まで確認しながら作業できるため、高品質な仕上がりが可能です。

さらに塗料の乾燥状況や下地の状態を詳細にチェックしながら進められるため、適切な塗り重ねも可能になります。

近隣住民にこまやかな配慮ができる

足場設置により近隣住民へのこまやかな配慮が可能になることは、外壁塗装工事における重要なメリットです。

足場に飛散防止ネットを張ることで塗料や洗浄水の飛散を効果的に防ぎ、近隣住宅の外壁や車、洗濯物などへの汚損トラブルを未然に防止できます。

足場があることで作業音を抑制でき、騒音による近隣迷惑を軽減する効果もあります。

さらに、足場上での整理整頓された作業により、塗料缶や工具の落下事故を防ぎ、近隣住民の安全確保にもつながります。

仕上がり状態を細かくチェックできる

外壁塗装の仕上がり状態を細かくチェックできるのも、足場設置のメリットの1つです。

足場設置により作業員や監督者が施工状況を間近で確認でき、塗りムラや塗り残し、気泡やたれなどの不具合を即座に発見して修正することが可能になります。

梯子作業では確認が困難な高所部分や細かな装飾部分も、足場上なら詳細にチェックできるため、施工不良を見逃すリスクを軽減できるのもメリットです。

加えて下塗りや中塗り、上塗りの各工程で仕上がり状態を段階的に確認できるため、問題があれば次の工程に進む前に適切に処置できます。

法令順守につながる

労働安全衛生法では2メートル以上の高所作業において足場の設置が義務付けられており、外壁塗装工事における遵守事項となっています。

適切な足場を設置することで労働基準監督署による立入検査にも対応でき、法令違反による工事中止や罰則を回避できます。

法令を遵守した工事は施主の信頼獲得につながるうえに、作業員の安全性を向上させることも可能です。

参考文献:労働安全衛生法(足場に関する労働安全衛生法の規定について)

外壁塗装の足場のデメリット

外壁塗装の足場設置ではメリットがある反面、以下の5つのデメリットも生じます。

・多額のコストがかかる
・近隣住民とトラブルになる可能性がある
・日常生活が不便になる
・防犯上の注意が必要になる
・設置スペースの確保が必要になる

足場設置のデメリットも把握し、ベストな工程で工程を進めましょう。

多額のコストがかかる

外壁塗装における足場設置には、多額のコストがかかります。

足場費用は外壁塗装全体の工事費用の約20~30%を占め、一般的な30坪の戸建て住宅では15~25万円程度の負担となるので、施主にとって大きな出費です。

足場材料の運搬費や設置・撤去の人件費、飛散防止ネットや養生材料費など、複数の費用項目が積み重なってコストが膨らみます。

足場は工事完了後に撤去されて建物に残る資産価値がないため、費用対効果を実感できません。

さらに、建物の立地条件や形状が複雑な場合は追加費用が発生することもあり、予算計画を圧迫します。

近隣住民とトラブルになる可能性がある

足場設置により近隣住民とトラブルになる可能性がある点も、外壁塗装工事におけるデメリットです。

足場の組み立てや解体作業では金属音や重機音が発生し、早朝や夕方の作業時間帯によっては騒音苦情の原因となります。

足場が隣の敷地に近接して設置される場合、一部はみ出したり、プライバシーの侵害を招いたりする危険性も高いです。

加えて足場上からの見下ろしにより隣家の庭や室内が見えてしまい、プライバシー問題が発生することもあります。

飛散防止ネットが風で揺れる音や作業員の話し声、工具の落下音なども近隣住民にとってストレスとなる場合があるので注意が必要です。

日常生活が不便になる

外壁塗装で足場を設置すれば、日常生活が不便になるケースも多く見受けられます。

足場で建物が囲まれることで窓の開閉が制限され、自然光の取り込みや換気が困難になり、室内が暗く閉塞感を感じる場合があります。

洗濯物も外に干せなくなり、室内干しが必要になるため日常の洗濯に支障をきたします。

庭への出入りの制限や駐車場の利用に影響が出ることもあり、日常生活の動線の変更も必要です。

さらにエアコンの室外機周辺に足場が設置される場合、空調効率の低下や故障のリスクも懸念されるうえに、工事期間中は常に作業音が発生するため、在宅ワークや休息時間にも影響が及び、ストレスを感じる住民も少なくありません。

防犯上の注意が必要になる

外壁塗装で足場を設置すると、空き巣などの防犯上のリスクが高まるというデメリットがあります。

足場は、空き巣や不審者の建物の高層階への侵入経路として利用される可能性が高く、足場を伝って窓やベランダに簡単にたどり着けます。

そのような被害を防ぐためにも普段以上に戸締まりを徹底し、防犯カメラやセンサーライトを設置するなどの対策を講じなければいけません。

工期中は貴重品を目の届く場所に置かないようにするなど、普段以上の注意が必要です。

設置スペースの確保が必要になる

外壁塗装の足場設置においては、建物の周囲に十分なスペースを確保する必要があるというデメリットがあります。

足場は建物の外周を囲むように組むため、敷地いっぱいに家が建っている場合や、隣家との間隔が狭い場合、駐車場や庭のスペースが一時的に使えなくなるケースが多いです。

植木や庭木などが足場の妨げになる場合は、剪定や一時的な撤去が必要になることもあり、施主の生活に少なからず不便をもたらす可能性があります。

外壁塗装の足場のトラブル事例

外壁塗装の足場のトラブル事例

外壁塗装での足場の設置においては、以下のようなトラブル事例が頻繁に発生しています。

・足場倒壊による事故
・職人の転落事故
・近隣住宅への損傷
・盗難被害が発生
・養生シートの飛散事故
・騒音による近隣住民とのトラブル
・足場費用の不当請求
・撤去遅延による損害が発生
・植木や庭の損傷
・足場の不法占有が生じることもある

過去のトラブル事例を参考にして、健全に外壁塗装を進めましょう。

足場倒壊による事故

足場倒壊による事故は、外壁塗装工事における最も深刻なトラブル事例の一つです。

不適切な組み立てや基礎の不安定さ、強風時の対策不足などが原因で足場が倒壊し、作業員の重傷や死亡事故につながるケースが実際に発生しています。

倒壊した足場が隣家の建物や車両を直撃し、多額の損害賠償が発生した事例も多く、特に台風や突風などの気象条件が悪化した際に、飛散防止ネットが風を受けて足場全体に過大な負荷がかかり、倒壊する事例も多いです。

このような事故は施工業者の安全管理体制の不備や、資格を持たない作業員による組み立て、定期点検の怠りなどが原因となることが多いので、適切な業者選びや安全管理を徹底しなければいけません。

参考文献:厚生労働省 職場のあんぜんサイト(労働災害統計)

職人の転落事故

職人の転落事故は、外壁塗装工事で最も頻繁に発生する深刻なトラブル事例です。

足場からの転落や梯子作業中の滑落により、作業員が重傷を負ったり死亡したりするケースが毎年多数報告されています。

特に安全帯の未着用や不適切な使用、足場板の固定不良や悪天候時の強行作業、経験不足の作業員による無謀な行動や工期に追われた作業での安全軽視も転落事故を招く要因です。

転落事故が発生すると作業員の生命に関わるだけでなく、工事の中断や損害賠償、刑事責任の追及など、施主や施工業者にも深刻な影響を及ぼします。

さらに、事故現場となった建物の印象悪化や近隣住民への心理的影響も懸念されます。

参考文献:厚生労働省 令和5年労働災害発生状況の分析

近隣住宅への損傷

近隣住宅への損傷も、外壁塗装工事で頻繁に発生するトラブル事例で、足場材料や工具の落下により隣家の屋根瓦が割れたり、外壁に傷がついたりするケースが多く報告されています。

高圧洗浄時の水や塗料の飛散により、隣家の外壁や窓ガラス、車両が汚損される被害も深刻な問題となっているのが現状です。

強風時の飛散防止ネットの破損や養生の不備により、塗料が隣地に飛び散って建物や植栽を汚すトラブルや、足場の組み立てや解体時に隣家の雨樋や外壁材を破損させる事故、作業車両による塀や門扉への接触事故なども起こっています。

このようなトラブル事例は修復費用の負担問題に発展し、近隣関係の悪化や長期的な法的紛争になる可能性もあるため細心の注意が必要です。

盗難被害が発生

盗難被害の発生は、外壁塗装工事で見過ごされがちな深刻なトラブル事例です。

足場が設置されることで2階部分への侵入経路が確保され、空き巣や不審者が建物内に侵入して貴重品を盗む事件が実際に発生しています。

足場上に保管された高価な塗装機器や電動工具、塗料缶などの建設資材が夜間や休日に盗まれるケースも多いのが現状です。

足場材料自体も転売価値があるため、組み立て済みの足場パイプやジョイント金具が盗難される被害もあります。

養生シートの飛散事故

養生シートの飛散事故は、外壁塗装工事で頻繁に発生する危険なトラブル事例です。

強風時に適切に固定されていない養生シートや飛散防止ネットが風にあおられ、

飛散したシートが隣家の屋根や車両に激突して損傷を与えたり、通行人に当たって怪我を負わせたりする事故も実際に発生しています。

飛散したシートが電線に引っかかって停電を引き起こしたり、道路に落下して交通事故の原因となったりする深刻な二次被害も多いのが現状です。

参考文献:気象庁「暴風による被害」

騒音による近隣住民とのトラブル

出典:株式会社池田塗装公式

騒音による近隣住民とのトラブルも、外壁塗装工事で最も頻繁に発生するトラブル事例の1つです。

足場の組み立てや解体時に発生する金属音、高圧洗浄機の稼働音や電動工具の使用音などが近隣住民の日常生活に支障をきたし、苦情やトラブルに発展するケースが多数報告されています。

特に早朝や夕方、休日の作業は騒音問題が発生しやすく、近隣住民の睡眠妨害や在宅ワークへの影響が問題となっているのが現状です。

さらに作業員同士の大声での会話や指示、資材の積み下ろし音なども近隣住民のストレスの原因となります。

参考文献:総務省 公害等調整委員会 公害苦情調査

足場費用の不当請求

足場費用の不当請求は、外壁塗装工事で深刻化している悪質なトラブル事例です。

相場の2倍から3倍の高額な足場費用を請求したり、実際には使用していない特殊足場の費用を上乗せしたりする詐欺的な手法が横行しています。

さらに見積もり時には安価に見せかけておきながら、工事開始後に「追加の安全対策が必要」として高額な足場費用を後から請求するケースも多発しているのが現状です。

足場費用の内訳を曖昧にしたり、一式表示で詳細を隠したり、施主が適正価格を判断できないよう工作する悪徳なケースも多いです。

加えて足場の設置・撤去を何度も繰り返すかのような虚偽の説明により、不必要な費用を請求する悪質な事例も報告されています。

参考文献:国民生活センター 訪問販売によるリフォーム工事・点検商法

撤去遅延による損害が発生

撤去遅延による損害発生は、外壁塗装工事で見過ごされがちな深刻なトラブル事例です。

契約で定められた工期を大幅に超過し、足場の撤去が遅延することで施主に経済的損害をもたらすケースが発生しています。

撤去遅延により駐車場や庭の使用が長期間制限され、日常生活への支障が継続するだけでなく、予定していた外構工事や引越し作業が延期を余儀なくされ、追加費用が発生することもあります。

さらに足場設置期間の延長により近隣住民との関係悪化が深刻化し、トラブル解決のための費用負担が必要になるケースも多いです。

悪質な業者の場合、意図的に撤去を遅らせて追加料金を請求したり、ほかの工事を優先して放置するケースも報告されています。

植木や庭の損傷

植木や庭の損傷は、外壁塗装工事で頻繁に発生する身近なトラブル事例で、足場の設置や撤去時に重機や資材が庭木に接触し、枝が折れたり幹に傷がつく被害が多く報告されています。

足場材料を庭に仮置きすることで芝生や花壇が踏み荒らされ、植物が枯死するケースも多いのが現状です。

高圧洗浄時の水圧や化学薬品が植物にかかり、葉が変色したり成長が阻害される被害も深刻な問題となっています。

さらに塗料の飛散により貴重な樹木や花卉の汚損や、作業員の不注意による庭石の移動や破損などにより、庭全体の景観が損なわれるケースも多いです。

足場の不法占有が生じることもある

足場の不法占有が生じるトラブルは、外壁塗装工事で稀に発生する法的に複雑な事例です。

悪質な業者が工事完了後も足場を撤去しないまま、施主に追加料金を要求するケースが報告されています。

契約内容が曖昧な場合、足場の所有権や撤去責任の所在が不明確になり、長期間にわたって敷地内に足場が残ったままになるケースも多いです。

足場が長期間設置されることで隣地境界への越境問題が生じたり、不法占有状態が継続したりして、法的紛争に発展することもあるので注意しなければいけません。

外壁塗装の足場は信頼できる業者に依頼しよう

外壁塗装における足場設置は高額な費用がかかるうえに、安全面や近隣住民への対応に加え、法的にも注意しなければいけない点が多く見受けられます。

そのような現状を踏まえて、安全で高品質な外壁塗装を成功させるためにも、本記事を参考に信頼できる業者に足場に設置を依頼しましょう。

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