「建物の外壁を塗り替えたいけれど、単一色のベタ塗りだと安っぽく見えないか不安」
「普通の塗料だとピカピカした仕上がりで嫌」
「高級感のある石目調に憧れるけれど、本物の石を貼るのはコストがかかりすぎる」などでお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、近年注目されているのが山本窯業化工の多彩模様塗料である「ネオフレッシュティアラ」です。
ネオフレッシュティアラは複数の色や自然石チップを混ぜ合わせることで、天然石のような深みと質感を再現できます。
その一方で、一般的な塗料と比べての費用や耐久性などの詳細がわからず、導入に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ネオフレッシュティアラの特徴や一般塗料との違い、種類別の価格や耐用年数まで解説し、失敗しない色選びのコツも紹介するので、理想以上の仕上がりを実現するための参考にしてください。
多彩模様塗料のネオフレッシュティアラとは

ネオフレッシュティアラは、100年以上の歴史がある建築用仕上げ材の専門メーカーである山本窯業化工が展開する高意匠多彩模様塗料です。
他社の多彩塗料と違うのは、チップに自然素材のマイカ(雲母)を配合したカラーフレークを用いることで、単色塗装では成し得ない天然石のような奥深い質感を再現します。
この高い意匠性と機能性は地域ごとに異なるニーズに応えており、洗練された住宅街が広がる横浜や神奈川エリアでは、周囲と差別化を図る高いデザイン性が支持されています。
一方で千葉などの沿岸部では、厳しい海風や塩害に耐えうる強固な保護性能が重視され、洋風建築の多い神戸エリアでは、異国情緒ある景観に馴染む重厚な石目調の仕上がりが人気を博しているのが現状です。
特長としては、シリコンタイプでも耐候性に優れ、期待耐用年数が20年と非常に長くなっており、地域の気候風土に合わせた美観と建物の長期保護を両立できる点も強みといえます。
参考文献:山本窯業化工株式会社ネオフレッシュティアラVS/VM
下記にネオフレッシュティアラ同様に高機能な塗料である、ファイン4Fセラミックの値段や特徴を紹介した記事を掲載するので併せて参考にしてください。

多彩模様塗料のネオフレッシュティアラと一般塗料との違い

多彩模様塗料のネオフレッシュティアラと、一般塗料との違いを下記に表記します。
| 比較項目 | ネオフレッシュティアラ(多彩模様塗料) | 一般塗料(単色塗料) |
| 高いデザイン性と高級感 | ・天然石のような奥行きと光沢がある ・「凹凸が光を乱反射させ季節や光の当たり方で装いが変わる」 ・マイカ(雲母)配合で輝きがある ・邸宅のような重厚な仕上がり | ・ 単色のため仕上がりが平坦 ・塗装した感じ(ベタ塗り・テカテカ感)が出る ・シンプルな印象にまとまる |
| 汚れの目立ちにくさ | ・多色模様のため汚れが背景に馴染む ・雨だれや埃が視覚的に目立ちにくい ・施工時の美観が長期間維持される | ・単色なので汚れが「点」で目立つ ・排気ガスなどの黒ずみが目立ちやすい ・色によっては経年劣化が目立つ |
| 下地の隠ぺい力と肉厚感 | ・高性能下塗材の採用で薄くても隠蔽力が高い ・フレークにより塗膜に厚みが出る ・下地の細かな傷や補修跡を隠す力が強い ・壁面にボリューム感(重厚感)が出る | ・塗膜が薄く下地の凸凹が出やすい ・補修跡の質感が表面に響きやすい ・下地の状態が仕上がりを左右する |
| 施工方法 | ・吹き付け工法が主体 ・ フレークタイプで安定した模様になる ・ 2工程でのスピーディーな施工が可能 | ・ローラーまたは刷毛塗りが主体 ・職人の技術による差が出にくい ・ 一般的に3工程(下・中・上)を要する |
ここからは各項目を詳しく解説するので、外壁塗装時の塗料選びの参考にしてください。
下記に日本ペイントが開発、提供している高耐久性塗料であるパーフェクトトップシリーズを紹介した記事を掲載するので、併せて塗料選びの参考にしてください。

高いデザイン性と高級感
多彩模様塗料のネオフレッシュティアラと一般塗料は、高いデザイン性や高級感を再現できる点が異なります。
ネオフレッシュティアは一般塗料とは違い、単一の色材ではなく、自然素材であるマイカ(雲母)を含んだ複数のカラーフレークを複合させている高機能塗料です。
そのため一般塗料が平面的な「塗り」の質感に留まるのに対し、この塗料は光を多方向に反射させることで、本物の天然石を彷彿とさせる緻密な奥行きや光の当たりかたで装いが変わるワンランク上の質感を創り出します。
複雑な色彩が重なり合うことで生まれる邸宅のような重厚感は、住まい全体のクラス感を劇的に引き上げ、高度な意匠性を再現することも可能です。
汚れの目立ちにくさ
汚れの目立ちにくさも、多彩模様塗料のネオフレッシュティアラと一般塗料の違いの1つです。
一般塗料の単色仕上げは表面が均一であるため、雨だれや鳥の糞といった部分的な汚れがコントラストによって強調され、目立ちやすくなります。
一方の多彩模様塗料のネオフレッシュティアラは、複数の色彩が混ざり合う多色模様の塗膜を形成するため、付着した汚れが背景の複雑なパターンに視覚的に馴染み、汚れをカモフラージュすることも可能です。
さらに、ベースとなるアクリルシリコン樹脂や有機無機複合樹脂が持つ低汚染性により、汚れ自体の定着を抑える設計がなされています。
さらにベースの下塗りの上にクリアにカラーチップを組み合わせる構成で仕上げるため、色褪せの原因である顔料に含まれる酸化チタンによるラジカル反応が表面におきにくく、さらに天然石の活用で他の多彩塗料のようなシリコン顔料チップより樹脂の種類に左右されにくい耐候性を実現しており、塗り替え直後の美しい外観を長期間にわたって維持できます。
下地の隠ぺい力と肉厚感
多彩模様塗料のネオフレッシュティアラは、下地を覆い隠す隠ぺい力と仕上がりの肉厚感が高い点も、一般的な塗料との違いとして挙げられます。
塗料に含まれる厚みのあるカラーフレークにより、フレークが積み重なって物理的な厚みを作るため、薄い膜で色を付けるだけの一般塗料では再現できない外壁の細かな傷や補修跡、サイディングの継ぎ目などを一般的なベタ塗り塗料よりカバーすることも可能です。
このような肉厚な塗膜が生み出すボリューム感により、まるで本物の石壁を張り替えたような重厚で高級感に溢れた質感を実現できます。
施工方法
多彩模様塗料のネオフレッシュティアラは、専用の吹き付け機器を用いて施工する点が一般的な手塗り塗料との大きな違いです。(ローラーでも可能ですが、多彩感は吹付用の方が高いです)
従来の多彩模様塗料は、ゲル状の塗料の塊を高圧で飛ばし潰しながら吹き付ける方法なため高度な技術を要しましたが、本製品は塗料の中に着色された薄い破片(フレーク)が混ざっているフレークタイプを採用しているため施工品質が安定しやすく、誰が塗ってもムラのない美しい石目調を再現できます。
隠蔽性が高く耐候性が高いシリコン樹脂の専用下塗材との組み合わせにより、多くの現場で中塗りを省いた2工程でのスピード施工を可能にしており、下塗りの塗布不足や手抜きを排除して工期短縮と意匠性の向上を同時に実現することが可能です。
多彩模様塗料のネオフレッシュティアラの施工に特化した工事業者
多彩模様塗料のネオフレッシュティアラは、その高い意匠性と特殊なフレーク構造ゆえに、一般的な塗料以上に業者の施工実績や吹き付け技術が仕上がりを左右します。
カタログ通りの美しい天然石の質感を再現し、20年以上にわたる耐用年数を引き出すためにも、製品の特性を熟知した専門業者への依頼が不可欠です。
そこでおすすめなのが、多彩模様塗料のネオフレッシュティアラの施工において豊富な実績を持つ株式会社RESIAです。
株式会社RESIAにネオフレッシュティアラの施工を依頼するメリットは以下の3点です。
・メーカー推奨の高度な吹き付け技術: 複雑な多彩模様をムラなく再現し、邸宅のような高級感ある仕上がりを実現
・外壁の状態に応じた的確な下地診断: サイディングやモルタルの劣化を見極め、塗料の密着性を高める最適な調整を徹底
・資産価値を長期維持する最適な提案力: 将来を見越したグレード選定や、理想を形にする詳細な色彩シミュレーションを提供
「安っぽくない、本物の石目調の質感を我が家に与えたい」「一生に一度の塗装で絶対に失敗したくない」とお考えの方は株式会社RESIAへご相談ください。
多彩模様塗料のネオフレッシュティアラの価格

下記に多彩模様塗料のネオフレッシュティアラの価格帯や特徴を標記します。
| 種類 | 価格(平米あたりの施工単価目安) | 特徴・詳細 |
| ネオフレッシュティアラ ※下塗りはセラファンデ弾性カラーSi | 約 5,600円〜6,600円 / ㎡ | ・シリコン樹脂ベースの弾性下塗材の組みあわせの標準モデル ・多彩塗料としてコストパフォーマンスに優れる ・高耐候性下塗材とシリコンクリア+天然石チップに光吸収剤を組み合わせたシリコンなのに 20年以上の耐候性を実現 ・パール調(800番台)は天然パールを使用しているため単価アップ |
ここからは、ネオフレッシュティアラの価格帯や特徴を詳しく解説します。
下記に多彩模様塗料のネオフレッシュティアラ同様に高精度な塗料である、アレスダイナミックTOPの評判や費用相場、耐用年数などを紹介した記事を掲載するので併せて参考にしてください。

ネオフレッシュティアラ価格
シリーズの中でも標準グレードに位置するネオフレッシュティアラは、高品質なアクリルシリコン樹脂をベースにしており、意匠性と機能性を踏まえると高いコストパフォーマンスが魅力です。
メーカーによる標準材工設計価格は、専用下塗り材を組み合わせた場合1平方メートルあたり5,600〜6,600円程度に設定されています。
ただし、意匠性をさらに高めるパール調の特別色を選択した場合は、1平方メートルあたり1,000円程度の追加費用が必要になるのが一般的です。
施工現場の状況や下地調整の内容によって総額は変動しますが、意匠性と価格のバランスを重視する方に最も選ばれているモデルといえます。
シリコン樹脂でも高機能下塗材+クリア天然石チップ+光吸収剤の組み合わせが他のシリコン系の塗料を凌駕する20年の耐用年数と非常に長いため、長期的にはメンテナンスコストの低減に大きく寄与します。
なお、パール調などの特別意匠を選択する場合には、㎡単価がさらに加算されるので事前に確認しましょう。
参考文献:山本窯業化工株式会社「標準材高設計価格表」
参考文献:山本窯業化工株式会社「ネオフレッシュティアラVS/VM 製品情報」
多彩模様塗料のネオフレッシュティアラの耐用年数
下記に多彩模様塗料のネオフレッシュティアラの耐用年数を表記します。
| 種類 | 期待耐用年数 | 耐久性の特徴・詳細 |
| ネオフレッシュティアラ | 約 15~20年以上 | ・下塗り材にも高機能アクリルシリコン樹脂を採用 ・クリアに天然石チップを上塗りとしており塗料の劣化要因である紫外線の酸化チタンのラジカル反応が起こりにくい塗膜が表層になる構成になった特殊塗料 ・一般的なシリコン塗料を大きく上回る耐候性 ・15~20年以上スパンでの塗り替えを計画する方に最適 ・意匠性と耐久性のバランスが最も良い |
ここからは、ネオフレッシュティアラの耐用年数を紹介するので、美しい外壁を長持ちさせたい方は参考にしてください。
下記に外壁塗装の種類や種類別のメリットやデメリット、耐用年数を紹介した記事を掲載するので併せて参考にしてください。

ネオフレッシュティアラの耐用年数
ネオフレッシュティアラは、高耐候性シリコン樹脂の下塗材に光吸収剤(HALS)を組み合わせたクリアに自然石チップを複合させた設計により、
一般塗料のように紫外線の影響を直接受ける表層に色の変退色の原因になる酸化チタンが極めて少なく、紫外線と水によるラジカル反応を大幅に抑えることと、高性能シリコン樹脂が風雨に対して優れた耐性を発揮する塗料です。
期待耐用年数は約15~20年以上とされており、長期間にわたって高い光沢を維持できるのも強みといえます。
緻密な塗膜構造が汚れの定着を防ぐ低汚染性を備えているため、塗膜の劣化だけでなく美観の低下も抑制し、住まいの資産価値を長く守り続けられる点もメリットです。
参考文献:山本窯業化工株式会社 「ネオフレッシュティアラ(製品カタログ内「物性・期待耐用年数」)」
多彩模様塗料のネオフレッシュティアラの失敗しない色選びのコツ

多彩模様塗料のネオフレッシュティアラにより、高品質な施工を実現するためには色選びにも注意を払わなければいけません。
ネオフレッシュティアラの失敗しない色選びのコツとして、以下の6つのポイントが挙げられます。
・A4サイズ以上の実物サンプル(塗り板)を確認する
・面積効果(大きくなると薄く見える効果)を意識して判断する
・一段明るい色を意識して選ぶ
・サンプルを壁に立てかけて遠くから色合いを確認する
・サッシやドアなどの付帯部との相性を考える
・周囲の景観とのバランスに配慮する
各ポイントを明確に把握して、多彩模様塗料のネオフレッシュティアラの効果を最大化させましょう。
A4サイズ以上の実物サンプル(塗り板)を確認する
ネオフレッシュティアラの色選びで失敗を防ぐコツの1つに、カタログの小さな色見本だけで判断せず、A4サイズ以上の実物サンプル(塗り板)を確認する点も挙げられます。
多彩模様塗料は光の当たり方や見る角度によって色の見え方が大きく変化するのと、面積効果といって面積の小さい見本より薄まった色になるのでできるだけ大きなサンプルで全体の質感を確認しないと正確に把握できません。
そのため大きなサンプルを実際の外壁に当て、太陽光の下で朝や昼など時間を変えてチェックすることで、完成後の「思っていた色と違う」というようなミスマッチを確実に防げます。
参考文献:山本窯業化工株式会社「ネオフレッシュティアラ商品情報ページ」
一段明るい色を意識して選ぶ
外壁塗装における色選びでは、理想よりも一段明るい色を意識して選ぶのも失敗を防ぐポイントになります。
これは「面積効果」と呼ばれ、同じ色でも面積が広くなるほど明るく、鮮やかに感じられる視覚特性があるためです。
ネオフレッシュティアラのような多彩模様塗料は、光の反射を生むマイカが含まれているため、広い壁面に塗るとカタログで見る以上に明るく発色する傾向があります。
そのため、少し落ち着いたトーンを希望する場合でも、仕上がりを想定して一歩踏み込んだ明度の調整をすることが、理想の色合いを実現する有効な手段です。
参考文献:山本窯業化工株式会社「ネオフレッシュティアラ商品情報ページ」
サンプルを壁に立てかけて遠くから色合いを確認する
サンプルを壁に立てかけて遠くから色合いを確認するのも、多彩模様塗料のネオフレッシュティアラの失敗しない色選びのコツの1つです。
サンプル板(塗り板)を確認する際は手元で眺めるだけでなく、実際に外壁の横に立てかけて数メートル離れた場所から色合いを細かくチェックしましょう。
ネオフレッシュティアラ特有のマイカ(雲母)の輝きやカラーフレークの重なりは、見る距離や光の差し込む角度によって表情が劇的に変化します。
遠目から確認することで、住まい全体のボリューム感や街並みとの調和を客観的に把握でき、完成後の模様が細かすぎて単色に見えるなどの視覚的なギャップを未然に防ぐことが可能です。
参考文献:山本窯業化工株式会社「ネオフレッシュティアラ商品情報ページ」
サッシやドアなどの付帯部との相性を考える
ネオフレッシュティアラの色選びでは、外壁単体の色味だけでなく、サッシや玄関ドア、雨樋といった付帯部との相性にも注意しましょう。
これらの部位は塗り替えができない、あるいは単色で仕上げることが多いため、外壁の多彩模様とのコントラストが全体の印象を左右します。
例えば黒いサッシには重厚感のある濃色系、白いサッシには明るいベージュ系を合わせることで、天然石のような質感がより一層引き立ち、住まい全体に統一感のある洗練された高級感を演出することも可能です。
参考文献:山本窯業化工株式会社「ネオフレッシュティアラ商品情報ページ」
周囲の景観とのバランスに配慮する
ネオフレッシュティアラの魅力を最大限に引き出すには、単体での美しさだけでなく、街並みや隣接する住宅とのバランスに配慮することが不可欠です。
本塗料は天然石のような重厚感があるため、周囲から浮きすぎないよう、近隣の住宅の屋根や外壁の色調を確認した上でカラーを選定することが失敗を防ぐポイントとなります。
地域の景観ガイドラインや周囲の環境に馴染む色をベースにしつつ、多彩模様特有の質感でさりげなく個性を主張することで、地域社会に調和した洗練された住まいの佇まいを実現することが可能です。
多彩模様塗料のネオフレッシュティアラが施工できない若しくは注意が必要な外壁条件
多彩模様塗料のネオフレッシュティアラは多岐にわたる機能を有した塗料ですが、以下の8つの条件下においては使用できません。
・外壁の劣化が激しい場合
・外壁の凹凸が深い場合(施工自体は可能ですが色彩が変わります)
・直張り工法の窯業系サイディングの塗装
・防水塗膜(JIS A 6021)が施工されている下地の塗装
・天端(てんぱ)や幅木、パラペットなどの部位の塗装
・平滑すぎる下地への塗装
・光触媒や無機コーティングなどの難付着塗膜への塗装
・結露が発生する場所や湿潤な環境での塗装
ネオフレッシュティアラが施工できない条件を把握し、施工におけるトラブルを事前に回避しましょう。
外壁の劣化が激しい場合
ネオフレッシュティアラを美しく仕上げるためにも、下地の健全性が不可欠な外壁の劣化が激しい場合は施工を避けましょう。
具体的に広範囲にわたるひび割れや深いクラック、旧塗膜の著しい剥がれがある状態では、多彩模様の塗膜が持つ本来の密着性や防水性を発揮できません。
加えて内部に雨水が浸入しているような「浮き」が生じている場合、塗装後に内部の水分が蒸発する過程で塗膜を押し上げ、膨れや早期剥離の原因となるので使用は避けましょう。
このように下地の補修が不十分なままでは、どれほど高意匠な塗料を用いてもその耐久性を維持できないため、事前の劣化診断が極めて重要です。
外壁の凹凸が深い場合
ネオフレッシュティアラを施工する際、外壁の凹凸が極端に深い場合は注意が必要です。
本塗料は吹付施工によって繊細な多彩模様を形成するため、下地の溝が深すぎると大小のチップの中で大き目なチップが均一に行き渡らず、模様の重なりにムラが生じたり、凹部に塗料が溜まって意匠性が損なわれたりする恐れがあります。
塗装自体は可能ですが、見本と同様の質感に関しては、特に深い外壁に自由な模様(テクスチャー)をつけるジョリパットの意匠や、大きく波打つようなサイディング形状の場合、チップが意図した場所に定着しにくく、天然石のような質感を再現しにくいため、施工前に下地の形状が多彩模様に適しているかを専門業者と確認しなければいけません。
直張り工法の窯業系サイディングの塗装
直張り工法の窯業系サイディングは壁体内の湿気が逃げにくく、塗装後に塗膜の膨れや剥がれを引き起こすリスクが高いため、原則としてネオフレッシュティアラの施工は推奨されません。
この工法では、内部から発生した水蒸気が塗膜を押し上げてしまうため、たとえ高耐久な多彩模様塗料を用いても、短期間で美観が損なわれる恐れがあります。
特に意匠性の高い厚膜の塗料は湿気の影響を受けやすいため、施工前には必ず通気工法か直張り工法かを確認し、適切な下地判断をしましょう。
防水塗膜(JIS A 6021)が施工されている下地の塗装
JIS A 6021(建築用塗膜防水材)などの高弾性な防水塗膜が施工されている下地には、原則としてそのままネオフレッシュティアラを塗装することはできません。
防水塗膜は伸縮性が高い一方、熱による塗膜の軟化や内部の湿気が溜まりやすい特性があります。
その上から意匠性の高い多彩模様塗料を重ねると、下地の動きに追従できずクラックが発生したり、蒸れによる膨れや剥離を招くリスクが高いです。
天端(てんぱ)や幅木、パラペットなどの部位の塗装
ネオフレッシュティアラは意匠性の高い塗料ですが、天端やパラペットの頂部、建物の幅木といった箇所への施工は原則として避けなければなりません。
これらの部位は、雨水が直接当たり滞留しやすいため、常に湿気にさらされる過酷な環境にあります。
多層構造の多彩模様塗料をこうした箇所に塗布すると、内部に溜まった水分の蒸発によって塗膜が浮き上がり、早期の膨れや剥離を引き起こすリスクが高まります。
平滑すぎる下地への塗装
ネオフレッシュティアラを施工する際、表面が鏡面のように平滑すぎる下地には注意が必要です。
本塗料は吹き付けによってカラーチップを散らし、天然石のような立体感を表現する意匠材であるため、下地があまりにフラットだとチップが滑って定着しにくく、均一な模様を形成できません。
仮に無理に塗装すると模様に偏りやムラが生じ、多彩模様ならではの高級感が損なわれるだけでなく、塗膜の密着性も低下する恐れがあります。
そのため、平滑な下地の場合は事前にあえて微弾性フィラーなどで砂壁状の質感(パターン)を付ける下地調整をして、塗料が適切に付着する環境を整えましょう。
光触媒や無機コーティングなどの難付着塗膜への塗装
近年の外壁塗装に多い光触媒や無機コーティング、フッソ樹脂などで表面処理された外壁は、汚れを弾く力が強く塗料が密着しにくいため、前回塗装又は築年数が浅い場合はそのままの状態ではネオフレッシュティアラを施工できません。
これらの難付着塗膜の上に直接塗装すると、乾燥後に塗膜がシート状に剥がれるなど、重大な施工不良を招くリスクがあります。
ただし、年数がたっており既に光触媒や無機コーティングやフッ素樹脂の効果がなくなっていると施工が可能な場合があります。
そのため施工時には現況の塗膜の種類を正確に特定し、必要に応じて難付着下地専用の特殊なプライマーを適切に下塗りして、強固な付着力を確保する工程が不可欠です。
結露が発生する場所や湿潤な環境での塗装
ネオフレッシュティアラを施工する際には、結露が頻繁に発生する場所や常に湿潤な環境下での塗装は避けましょう。
本塗料は吹付によって精密な意匠を形成するため、乾燥過程で高い湿度や水分にさらされると塗膜が正常に硬化せず、多彩模様のムラや白化、さらには将来的な膨れや剥離を引き起こす原因となります。
特に冬場の結露や梅雨時期の湿気、陽当たりの極端に悪い北面の湿潤な部位などは、仕上がりの品質と耐久性を損なう恐れがあるため、施工時期の選定や徹底した乾燥状態の確認が重要です。
多彩模様塗料のネオフレッシュティアラの施工は実績豊富な業者に依頼しよう
ネオフレッシュティアラは外壁塗装の枠を超え、住まいに天然石の気品と高級感をもたらす特別な意匠材です。
しかし本記事で解説してきた通り、その美しさを最大限に引き出して20年以上にわたる耐久性を実現するためには、下地の緻密な診断や吹付工法の熟練した技術、現場環境に応じた的確な判断が欠かせません。
特に直張り工法のサイディングや難付着塗膜といった施工不可条件の判別は、専門知識のない業者では見落とされるリスクがあり、それが早期の剥離や膨れといった致命的なトラブルに直結することもあります。
つまり、塗料の機能を活かせるかどうかは、依頼する「業者選び」にかかっているといっても過言ではありません。
そこで「近所の家とは違う邸宅のような仕上がりにしたい」「将来のメンテナンスコストを最小限に抑えたい」とお考えであれば、ネオフレッシュティアラの特性を熟知し、施工実績も豊富な株式会社RESIAがおすすめです。
株式会社RESIAではメーカー推奨の高度な技術力を基盤に、個々の劣化状況に合わせたオーダーメイドの施工プランを提案します。
自宅の資産価値を守って理想以上の外観を実現するためにも、一度専門スタッフによる無料相談や診断を活用してはいかがでしょうか。
