この数年の夏の暑さがかなり酷くなっている感じがしますよね。神奈川県や横浜市にお住まいで「夏の電気代を抑えたい」「2階の部屋の暑さを何とかしたい」「暑くて寝苦しい」などのお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そのような問題への解決策としては、遮熱塗料を使った塗替え工事がおすすめです。
夏の厳しい日差しが照りつけると住宅の屋根や外壁は非常に高温になり、都市部である横浜市では、熱が室内に伝わって冷房を強くしても涼しくなりにくいのが現状です。
一方、遮熱塗装を利用すれば熱を持つ近赤外線太陽光を効率よく反射し、建物への熱の侵入をカットして室内の冷却効果を高めてくれます。
それだけでなく、遮熱塗料は外壁や屋根の元々の素材(基材と言います)の長持ちにもつながるんです。暑さ対策だけでなく、家の高寿命化につながる遮熱塗装を検討する価値は高いです。
そこで本記事では、神奈川県や横浜市における遮熱塗装がもたらす具体的な5つの効果や、シリコンやフッ素、無機塗料などの種類別の単価と耐用年数を徹底解説します。
遮熱塗装で、快適な室内環境と経済的な省エネ生活を同時に手に入れましょう。
神奈川県や横浜市の遮熱塗装とは
出典:アステックペイント公式
まず神奈川県の夏の暑さがどの程度なのかをお伝えします。
出展:気象庁東京管区気象台(https://www.jma-net.go.jp/tokyo/shosai/chiiki/kikouhenka/html/kanagawa.html)
気象庁の東京管区気象台が発表している横浜の夏の平均気温は1970年と比較して約1℃ほど上昇しています。そして猛暑日(最高気温が35℃以上になる日)は1970年と比較しても大きく上昇しています。
そして2020年以降は体感もあると思いますが、猛暑日が年々過去最高を記録し、東京でも13日、群馬県桐生市では2024年に46日という記録的暑さになっています。2026年はエルニーニョ現象の発生で暑い夏が予想されています。
神奈川県の中でも海老名市や小田原市などは内陸の栃木が群馬に近い気温になります。また横浜市や川崎市の人口密集地はエアコンの排熱や道路の照り返し(ヒートアイランド現象という)で体感温度が上がるので暑く感じやすくなります。このように夏季の気温が高くなりやすい地域において、遮熱塗装は建物の有効な熱対策として注目されている工法です。
遮熱塗装とは、太陽光に含まれ、熱の原因となる近赤外線を効率的に反射し、屋根や外壁の表面温度の上昇を抑制する塗料で塗り替える工法です。
建物の表面温度を上げないようにし、蓄熱を防いで室内に伝わる熱を大幅にカットできるため、冷房効果を高めて快適な室内環境を実現すると同時に、電気代の節約につながるのもメリットです。
近年では、耐久性や防汚性を高めた高機能な製品も豊富に提供され、温暖化への有効な対策としても注目されています。
下記に遮熱塗装と同様、建物を紫外線から守る屋根塗装の必要性を紹介した記事を掲載するので併せて参考にしてください。

神奈川県や横浜市の遮熱塗装の効果
神奈川県や横浜市で遮熱塗装すれば、主に以下の5つの効果を得られます。
1
室内温度の上昇を抑制する
2
省エネ効果で電気代を節約できる
3
熱による屋根材の劣化を抑制できる
4
耐久性が向上する
5
ヒートアイランド現象を緩和できる
遮熱塗装によるプラスな効果を把握し、自宅のリニューアルの参考にしましょう。
下記に神奈川県や横浜市における、外壁塗装の耐用年数を20~30年と伸ばす秘訣などを紹介した記事を掲載するので、遮熱塗装と併せて自宅のリニューアルの参考にしてください。

室内温度の上昇を抑制する
神奈川県の暑いエリアや横浜市・川崎市等のヒートアイランド現象が強いエリアなどでは、夏場の強い日差しで屋根や外壁が熱せられることで温度が上昇し、その熱が建物内部へ伝わることで室温が上昇します。
特にほとんどの屋根は黒や茶色等の濃い色が多いので近赤外線を吸収しやすく、屋根材の表面温度は60度以上になることもあります。また新築の70%で使われている窯業系サイディングは、内部に繊維質を含むため熱を貯めやすく、日が陰っても温度が低下しにくいため、淡い色であっても夏場は一度上がった温度が下がりにくくなります。
そこで遮熱塗装を利用すれば、太陽光に含まれる近赤外線を高反射率で跳ね返すため、建材の表面温度の上昇を抑制することが可能になります。
このような熱の侵入を防ぐバリア機能により、直射日光が当たる屋根や最上階、その下にある階の部屋の暑さが大幅に緩和され、体感としてムッとした暑さが緩和したというお声を多くいただいています。そのことで、エアコンの設定温度を上げすぎることなく、快適で涼しい室内環境を保持できます。
省エネ効果で電気代を節約できる
省エネ効果で電気代を節約できるのも、遮熱塗装の効果の1つです。
遮熱塗装で太陽熱の侵入を抑制し、室温の上昇が穏やかになることで、エアコンなどの空調設備が過度に稼働する必要がなくなります。
特に最近は毎年のように夏場は熱中症のニュースがありますが、夜間の熱中症も多く2025年5月~9月の全国の熱中症患者数では発生場所は住居が38%と最も多くなっています(出典:総務省「令和7年(5月~9月)の熱中症による救急搬送状況」)。しかもある報道によると夜間の熱中症患者数は40%になるという話もあり、寝ている間の温度調整が健康のために重要になっています。
遮熱塗装は猛暑時期における冷房効率が向上するだけでなく、屋根材や外壁材の蓄熱を抑え夜間の気温を下げる効果が期待でき、昼間のエアコンの設定温度を極端に下げなくて、就寝時のエアコンの使用を控えても快適な室温が維持できるのもメリットです。
このような機能により、電気使用量が削減されて月々の電気代を節約できるため、初期投資費用がかかっても長期的に見れば高い費用対効果が見込めます。
熱による屋根材の劣化を抑制できる
夏場に強い日差しを浴びる屋根材は、60度、70度以上の高温に晒されて伸び・膨れ、夜間の温度低下で縮むという伸縮を繰り返すことになります。
特に真夏には表面温度が80度近くに達することもあり、伸縮度合いが高くなり、温度変化による伸縮で屋根材にひび割れや反り、塗膜の剥離といったダメージを与えて劣化を早める原因となります。
そこで遮熱塗装を施して屋根材の表面温度の上昇を抑制すれば、温度変化による負荷を軽減することが可能です。
このような機能により建材の耐久性を向上させ、結果として建物の長寿命化に寄与します。
耐久性が向上する
自宅の耐久性が向上するのも、遮熱塗装の有効な効果の1つです。
遮熱塗装が建物の耐久性を高める主な理由として、熱による建材へのダメージを軽減できる点が挙げられます。
淡い色が多い外壁面は熱の吸収は少ないですが、特に窯業系サイディングは蓄熱性が高く温度が下がりにくい特徴があります。また最近はデザイン性の重視で濃い色の外壁も増えてきており、建材の表面温度の上昇と蓄熱で建材のダメージが大きく劣化するのが早くなってきています。
一般的な塗料よりも遮熱塗料は熱の吸収を抑えるため、屋根や外壁材の表面温度が極端に高温になるのを防ぐことが可能です。
このような機能により、前述のような熱膨張と収縮の繰り返しを抑制し、塗膜や建材自体の劣化、ひび割れや反りといった損傷のリスクを削減します。
結果的に塗り替えのサイクルが長くなり、建物の防水性や美観を長期にわたって維持できるため、トータルでのメンテナンスコストの削減に繋げることも可能です。
ヒートアイランド現象を緩和できる
都市部である横浜市や川崎市では、建物や舗装面が太陽熱を吸収、蓄積し、夜間になっても熱を放出し続けることと、エアコンの利用による排熱などで、都市全体の気温が郊外よりも高くなるヒートアイランド現象が深刻化しているのが現状です。
出展:神奈川県気候変動適応センター「神奈川県のヒートアイランド現象」
そこで遮熱塗装を利用すれば、建物の屋根や外壁からの熱の放出を抑え、大気中の熱の蓄積を防いで快適な環境を維持できます。
そのため都市の多くの建物に遮熱塗装が導入されれば、街全体が吸収する熱量が減少して都市部の温度上昇が抑制され、住環境の改善だけでなく地球環境に配慮することも可能です。
神奈川県環境農政局環境部環境計画課が発表している「ヒートアイランド対策ハンドブック」でも、「日射の反射や遮蔽を活用した対策」として屋根面の高反射化(つまり遮熱塗装)が対策の一つとして挙げられています。
神奈川県や横浜市の遮熱塗装の工事を熟知した実績豊富な工事業者
神奈川県や横浜市で遮熱塗装を成功させるためには、地域特有の気候や建物の状態を理解し、適切な塗料と工法を選定できる実績豊富な工事業者を選択しなければいけません。遮熱塗料はヒートアイランド対策として推奨されているだけに多くのメーカーが塗料を出していますが、それぞれ特徴が違い施工時の注意点もあります。
そこでおすすめなのが神奈川県や横浜市の遮熱塗装工事に特化し、高い信頼を得ている株式会社RESIA(リシア)です。
株式会社RESIA(リシア)は地域に根差した豊富な施工実績を通じ、遮熱効果を最大限に引き出すための専門知識と技術を培ってきた工事業者で、高品質な塗料の選定から下地処理、丁寧でメーカー推奨の塗布量を守り一切妥協のない施工を実施します。
また単に塗装工事をするだけでなく、工事後の定期点検や長期にわたる保証(※商品によって年数は変わります。)、ユーザーの疑問に親身になって応える丁寧なサポート体制も万全です。
神奈川県や横浜市で夏の暑さを根本的に解決し、安心で快適な住環境を手に入れたい方は、実績と信頼の株式会社RESIA(リシア)にご相談ください。
🏠 RESIAの無料お見積りはこちらから神奈川県や横浜市の遮熱塗料のメーカー・種類別の単価と耐用年数
神奈川県や横浜市でコスパ良好な遮熱塗装を成功させるためには、遮熱塗装の単価や耐用年数を明確に把握しなければいけません。
神奈川県や横浜市の遮熱塗装の単価や耐用年数は、以下の2つの項目により変動します。
1
塗料の種類
2
機能や構造
遮熱塗装に影響する2つの影響を明確に把握し、最適な工法を選択しましょう。
下記に高耐久な性能をもつ外壁塗装の塗料、ファイン4Fセラミックの種類ごとの値段や耐用年数などを紹介した記事を掲載するので、遮熱塗装と並行して自宅の耐久性を高めたい方は参考にしてください。

メーカと塗料の種類による単価と耐用年数
遮熱塗装は、下記の表のようにメーカーや塗料の種類によって特徴や単価、耐用年数が変動します。
皆さんが選ぶ時に気になるのは耐候性だと思いますが、外壁と比べて屋根は塗膜の劣化要因である太陽の紫外線・近赤外線・水分が直接当たるので、外壁と比較して樹脂の種類などによる耐候性の違いは多くはありません。試験結果は外壁と同じ時間でも耐候性の年数の判断は違います。
また、遮熱性能に関しては、試験として近赤外線の反射率は色に左右されます。白のような淡い色が最もよく、濃い色になると反射率が悪くなります。今回は現状色に近い黒の際の近赤外線の反射率で比較します。ただし、反射率も長期的に見ると汚れの付着や劣化によって低下していきますので、低汚染性(汚れが付きにくい)や劣化に強いなども判断基準になります。
株式会社RESIAがお勧めする4メーカー、10商品の特徴をお伝えします。
| 商品名 | 樹脂グレード | 商品の特長 | 耐候年数 | ㎡単価(設計価格) |
|---|---|---|---|---|
| 🏢 日本ペイント ― サーモアイシリーズ(屋根用) 近赤外線反射率 61.0%(クールブラック) | ||||
| サーモアイUV耐UV特殊ウレタン樹脂・弱溶剤2液 | ウレタン系 | 耐UV技術で紫外線に強く遮熱性能が劣化しにくい。 コスパ重視のエントリーモデル。 下塗りにもサーモアイシーラーを使うダブル反射で高い遮熱効果を実現。 |
約 8〜10年 | 約4,400〜5,640円/㎡※サーモアイシーラ使用時 |
| サーモアイSi弱溶剤2液形シリコン樹脂 | シリコン系 | シリーズ中もっとも使用実績が多い主力品。 高耐候性・低汚染性・防藻防かび性を兼備。 赤外線透過テクノロジーによるダブル反射で業界トップクラスの遮熱性。 プロが選ぶシリコン塗料ランキング1位。 |
約 10〜13年 | 約 5,200〜6,400円/㎡※サーモアイシーラ使用時 |
| サーモアイDF弱溶剤2液形4フッ化フッ素樹脂 | フッ素系 | シリーズ最高グレード。 4フッ化フッ素樹脂の高密度トップコートで最高レベルの耐候性・光沢保持性。 日射反射率91%で高日射反射率塗料認定。 自治体助成金対象色も多数。 |
約 12〜15年 | 約 6,200〜7,580円/㎡ |
| 🏢 アステックペイント ― スーパーシャネツサーモシリーズ 近赤外線反射率 45.2%(トゥルーブラック) | ||||
| スーパーシャネツサーモSi弱溶剤形2液屋根用遮熱シリコン系 | シリコン系 | チタン複合特殊無機顔料で高い遮熱効果を発揮。 95.6%以上が無機顔料のため色あせしにくく長期間美しい色彩を維持。 ラジカル制御技術で塗膜劣化を抑制。 国内遮熱シェアNo.1メーカーの主力品。 |
約 13〜16年 | 約 3,500〜4,500円/㎡ |
| スーパーシャネツサーモF弱溶剤形2液屋根用遮熱フッ素系 | フッ素系 | 高耐候型3Fフッ素樹脂を採用し遮熱塗料中最高ランクの耐候性を誇る。 ラジカル制御技術との相乗効果で塗膜の長寿命化を実現。 無機顔料95.6%超で退色・変色リスクが大幅低減。 長期メンテナンスフリーを重視する方向け。 |
約 15〜20年 | 約 4,000〜5,000円/㎡ |
| 🏢 関西ペイント ― アレスクールシリーズ(屋根用) 近赤外線反射率 40〜50%(ジェットブラック) | ||||
| アレスクール2液U弱溶剤形2液ポリウレタン樹脂 | ウレタン系 | シリーズのエントリーグレード。 下塗り材にも遮熱顔料を配合したWブロック工法で最大-20℃の遮熱効果。 金属・窯業系屋根に対応。コスト重視の施工に最適。 |
約 8〜10年 | 約 2,600〜3,440円/㎡ |
| アレスクール2液Si弱溶剤形2液アクリルシリコン樹脂 | シリコン系 | シリーズの主力・人気グレード。 2液型のため塗膜が硬く耐久性が高い。 Wブロック工法で下塗り・上塗りの両方から赤外線を反射。 防かび・防藻剤配合。施工実績が豊富で業者評価も高い。 |
約 10〜12年 | 約 2,800〜3,560円/㎡ |
| アレスクール2液F弱溶剤形2液フッ素樹脂 | フッ素系 | シリーズ最高グレード。 フッ素樹脂の高い耐候性・耐薬品性で長期保護。 Wブロック工法による遮熱効果との組み合わせで、塗り替え頻度を最小化したい方に最適。 |
約 15〜20年 | 約 4,700〜5,820円/㎡ |
| 🏢 プレマテックス ― ウルトラシリーズ・タテイルαシリーズ(外壁・屋根用) | ||||
| ウルトラルーフ(遮熱色)油性1液湿気硬化形ウルトラハイソリッド無機塗料(屋根専用) | 無機ハイブリッド+遮熱 | ウルトラハイソリッド技術により無機素材と有機素材を塗布後に湿気硬化・架橋させガラスのような高密度塗膜を形成。 従来の2液油性フッ素樹脂塗料を上回る耐候性を実現。 近赤外線を反射する遮熱調色を採用し表面温度約−20℃低減。 VOCを従来比約10%低減したハイソリッド設計で環境にも配慮。防藻・防かび性も兼備。 |
約 20〜25年 | 約 3,500〜4,500円/㎡ |
| タテイルαサンクールプレミアムエディション弱溶剤2液超低汚染形無機遮熱塗料(屋根専用) | 無機ハイブリッド+遮熱 | タテイルαプレミアムに遮熱機能を付加した屋根専用品。 遮熱塗料の課題だった早期退色・変色リスクを設計段階から改善。 耐候性の高い顔料同士の退色スピードを揃え変色を抑制。 一般屋根用塗料比で表面温度約-20℃。難燃性・防藻防かび性も兼備。 |
約 25〜30年 | 約 4,000〜5,000円/㎡ |
※ 設計価格・耐候年数はメーカー公表値・施工実績をもとにした参考値であり、地域・下地状態・施工条件により異なります。
※ プレマテックスはメーカーサイトに公式設計単価の掲載がなく、市場相場価格を記載しています。
ここからは各メーカーと塗料の特徴や種類、単価や耐用年数を詳しく紹介します。
■日本ペイント
日本ペイントは1881年(明治14年)創業の日本最古の塗料メーカーです。「ニッペ」ブランドで知られ、売上規模はアジア最大・世界4位の塗料グループです。
その屋根用遮熱塗料が「サーモアイシリーズ」です。JIS K 5675(屋根用高日射反射率塗料)が2011年に制定される前に先駆けて2009年に発売され、累計施工面積は約6,300万㎡に達し、リフォーム産業新聞が主催しているリフォーム営業マンが選ぶ設備建材外壁塗料編で3年連続1位を獲得する業界屈指のブランドです。
最大の特徴は、専用下塗り材(サーモアイシーラー)にも遮熱顔料を配合した「ダブル反射工法」で、上塗りと下塗りの両層で近赤外線を反射することで業界トップクラスの遮熱性能を実現。屋根表面温度を最大約20℃低下させ、室内の電気代を約30%削減した事例も報告されています。
ラインナップはウレタン系(UV)・シリコン系(Si)・4フッ化フッ素系(4F)の3グレードを展開し、期待耐候年数はUVで約8〜10年、Siで約10〜13年、4Fで約12〜15年。また、防藻・防かび剤を配合し、塗膜の汚染による遮熱性能低下を長期間抑制。特に4Fグレードは4フッ化フッ素樹脂の高密度トップコートにより光沢保持性が最高レベルとなっています。
■アステックペイント
アステックペイントは1995年に福岡県で創業した塗料メーカーです。大手塗料メーカーのような代理店販売ではなく、全国の塗装専門店・リフォーム会社へのダイレクト販売モデルを採用し、高品質な製品と手厚い技術サポート・施工研修を一体で提供しています。老舗塗料メーカーとの差別化を図るため遮熱塗料に力を入れ、遮熱塗料分野では2020年以降、国内メーカーシェアNo.1を連続獲得しています。
その主力遮熱塗料が「スーパーシャネツサーモシリーズ」です。最大の特徴は独自開発のチタン複合特殊無機顔料で、一般的な黒顔料(カーボンブラック)の日射反射率が約6%にとどまるのに対し、この顔料は近赤外線領域で平均46%を反射します。
また使用顔料の95.6%以上をラジカルが発生しにくい無機顔料で構成しているため変色・退色リスクが大幅に低く、遮熱性能を長期間維持できます。さらにラジカル制御技術との組み合わせにより高耐候性を実現。シリコングレード(Si)とフッ素グレード(F)の2ラインナップを展開し、期待耐候年数はSiで約13〜16年、Fで約15〜20年と大手メーカーより高い耐候性を実現しています。
■関西ペイント
関西ペイントは1918年(大正7年)創業、大阪府大阪市に本社を置く日本を代表する大手塗料メーカーです。建築用・自動車用・工業用塗料を幅広く手がけ、「アレス」ブランドで知られています。国内塗料メーカー売上高では日本ペイントに次ぐ第2位の規模を誇り、アフリカ・アジアを中心に世界約60カ国以上で事業を展開するグローバルメーカーです。
その屋根用遮熱塗料が「アレスクールシリーズ」です。2011年のJIS K 5675制定と同時期に発売された。同シリーズ最大の特徴は、上塗り材だけでなく専用下塗り材(プライマー・シーラー)にも遮熱顔料を配合した「Wブロック工法」にあります。上塗りと下塗りの両方で赤外線を反射する二重構造により、最大−20℃の遮熱効果を発揮します。
水性・油性両方をラインナップし、油性の塗膜は2液型のため非常に硬く耐候性や発色性が高い点も特長で、ウレタン系(U)・シリコン系(Si)・フッ素系(F)の3グレードを展開。期待耐候年数はUで約8〜10年、Siで約10〜12年、Fで約15〜20年です。防かび・防藻剤も配合し、長期にわたり遮熱性能と美観を維持します。
■プレマテックス
プレマテックスは2000年創業の塗料メーカーで、「超低汚染」「超耐候」をコンセプトとした高機能塗料の開発・販売に特化しています。大手塗料メーカーとは異なり、加盟店制度による塗装専門店への直販モデルを採用し、施工研修や技術サポートを充実させることで施工品質の均一化を図っています。
タテイルαサンクール プレミアムエディションは2018年6月発売。ガラスと同じ珪石(石英)を原料とする無機ハイブリッド樹脂を採用した屋根専用遮熱塗料です。5段階ラジカル制御技術とハイドロクリーニング効果による超低汚染性で遮熱性能を長期維持し、一般屋根用塗料比で表面温度約−20℃を実現。耐候性に優れた顔料のみで調色し各顔料の退色スピードを均一化することで変色を抑制しています。期待耐候年数は約25〜30年です。
ウルトラルーフ 遮熱色は2024年10月発売の最新製品です。無機素材と有機素材を塗布後に空気中の水分と反応させて硬化・架橋させる独自の「ウルトラハイソリッド技術」を採用した油性1液湿気硬化形塗料で、従来の2液油性フッ素樹脂塗料を上回る耐候性を実現。
VOCを従来比約10%低減した環境配慮型設計で、期待耐候年数は約20~25年です。耐候性の高い顔料のみで調色し光安定剤(HALS)を高配合することで退色を抑制し、遮熱性能を長期間持続させます。
タテイルαサンクール プレミアムエディション紹介ページ:https://www.prematex.co.jp/products/topcoat/tateil-alpha-suncool/
■まとめ
どのメーカーも遮熱性能はほぼ互角ですが、日本ペイントのサーモアイが黒色の場合の日射反射率では最も良い数字を出しています。
高い耐候性を求めるのであれば、後発メーカーであるプレマテックスやアステックペイントが独自配合で後発メーカーならではの先行メーカーを凌ぐ耐候性を試験で発揮しています。ただ、実際に塗装した実績で言えばこの中で最も古くからラインナップしている日本ペイントのサーモアイは15年以上の実績があり、関西ペイントのアレスクールも15年弱の実績があるので安心材料にはなるかと思います。
遮熱塗料の仕組みと塗装時に選択できるオプション
遮熱塗料が熱を跳ね返す2つの方法
太陽光には「可視光線(目に見える光)」と「近赤外線(目には見えないが熱を運ぶ光)」が混在しています。屋根が熱くなる原因の約52%はこの近赤外線です。遮熱塗料はこの近赤外線をいかに反射するかがポイントで、主に2つのアプローチがあります。
方法① 複合金属酸化物顔料を使う方法
チタン・コバルト・マンガンなどの金属を酸化させて組み合わせた無機顔料と言われる顔料を使う方法です。この顔料は分子レベルの構造上、可視光線は吸収して色を発現(黒に見える)しながら、近赤外線の波長域だけは吸収せず反射するという性質を持っています。黒や濃色でも近赤外線を反射できるため、見た目の色はそのままに遮熱効果を発揮します。また無機化合物は化学的に安定しているため紫外線や熱に強く、長期間にわたって色彩と遮熱性能を維持できます。ただし、出せる色が限られる・コストが高くなるという欠点があります。
方法② 白色顔料を芯にして薄い着色層でおおう方法
夏場に白いTシャツと黒いTシャツだと、白色の方が涼しいのと同様に、白色の顔料(白い酸化チタン)は近赤外線を強く反射する性質があります。この白色顔料の粒子の表面に、黒・紺・こげ茶などに見せるための薄い着色層をコーティングした構造の顔料を使う方法です。外から見ると濃色に見えますが、近赤外線はこの薄い着色層を透過して芯の白色顔料に到達し、そこで反射されます。製造コストを抑えやすい反面、表面の着色層が紫外線や熱で劣化すると色ムラや変色が起きやすく、遮熱性能の低下にもつながりやすいという課題があります。
2つの方法のちがい
| 方法① 複合金属酸化物顔料 | 方法② 白色顔料+着色コーティング | |
|---|---|---|
| 遮熱の仕組み | 顔料自体が近赤外線を反射 | 芯の白色顔料が近赤外線を反射 |
| 耐久性 | 高い(無機化合物で安定) | 表面層の劣化で性能低下しやすい |
| 変色リスク | 低い | 着色層の劣化で変色しやすい |
| コスト | 高い | 比較的低い |
後発メーカーであるアステックペイントが無機顔料95.6%以上にこだわり、プレマテックスが「耐候性の高い顔料のみで調色し退色スピードを揃える」と言っている背景には、方法①の優位性を最大限に活かす設計思想があります。一方で大手メーカーは色数のラインナップの必要性や大量生産とコストの関連から方法②+樹脂の耐候性を向上させる方式をメインとしています。
方法①は色数が限られ、価格も高くなりがちであるが耐候性が高い特徴があり、方法②は比較的色数を多くでき、コスト的にも安価にしやいとどちらも一長一短があります。
また、遮熱塗料の下に断熱効果のある中塗り材を選択できる場合があります。今回のラインナップの中ではプレマテックスでは、中空バルーンという空気層を作ることで断熱ができる断熱コートEXという商品があります。夏場だけでなく冬場は熱が逃げるのを抑えることができるので効果が高まります。他にも日本特殊塗料株式会社のパラサーモにはパラサーモシールドという断熱中塗り材があります。
ただし、外壁・屋根塗装で最終的に最も重要なポイントは施工です。外壁・屋根塗装は塗料を購入するのではなく施工というサービスの提供を受けるものです。どんなに性能の良い塗料を使っても施工が悪ければその性能は発揮できないどころかすぐに膨れや剥がれが起こることだってあります。価格や塗料で選ばず、しっかり施工できる業者かどうかで選ぶ方が将来的に安心できると思います。
実績豊富な業者に依頼して神奈川県や横浜市の遮熱塗装を成功させよう
本記事では、神奈川県や横浜市における遮熱塗装がもたらす具体的な5つの効果から、メーカー別・塗料の種類別の特徴や単価、耐用年数まで詳しく解説しました。
遮熱塗装は夏の暑さを和らげるだけでなく、電気代の節約や建材の劣化抑制による耐久性向上、ヒートアイランド現象の緩和にも貢献する、非常に費用対効果の高いリフォームです。
一方でその効果を最大限に引き出すためにも、建物の状態や地域の日射条件に合わせた最適な塗料選びと高度な施工技術が不可欠といえます。
そこでおすすめの工事業者が、地域での豊富な実績と信頼を持つ株式会社RESIAです。
RESIAは、単なる塗装業者ではなく、遮熱塗装の専門知識に基づき、お客様の「夏の暑さ」「ランニングコスト」といった具体的な悩みを解決することを第一に考えています。
加えて高品質な遮熱塗装に欠かせない、以下の3つのポイントも押さえている安心の工事業者です。
- 確かな専門知識:多数の塗料の中から建物にとって最も費用対効果の高い塗料を提案
- 高品質な施工:遮熱性能を左右する下地処理や、塗料の性能を完全に引き出すための規定塗布量を厳守した丁寧な三度塗りを徹底
- 安心のサポート:施工後の長期保証や疑問に親身になって応えるサポート体制が整っているため、工事後も安心
高品質な遮熱塗装により、快適な室内環境と将来のメンテナンスコスト削減を実現したい方は、株式会社RESIAをぜひご利用ください。
🏠 RESIAの無料お見積りはこちらから遮熱塗装のQ&A
普通の塗料は太陽光に含まれる近赤外線(熱を運ぶ光)を吸収して熱に変えてしまうため、屋根の表面温度が夏場に80℃以上になることもあります。
遮熱塗料はこの近赤外線を反射する特殊な顔料を配合しており、同じ色でも一般塗料より屋根の表面温度を大幅に抑えることができます。見た目は普通の塗料と変わりませんが、熱の吸収を防ぐ反射する機能が加わったものと考えてください。
ほとんどの塗料で屋根の表面温度は最大で約20℃低下するとされています。ただし室内温度の低下は表面温度ほど大きくはなく、一般的に1〜5℃程度が目安です。
中塗りの断熱材、屋根の断熱材の有無や厚さ、建物の構造によって効果は変わります。
電気代については、施工事例によって約10〜30%の削減が報告されていますが、居住環境や生活スタイルによって個人差があります。
白や薄い色のほうが近赤外線を反射しやすいのは事実です。ただし現在の遮熱塗料は、黒・紺・こげ茶などの濃色でも近赤外線だけを反射できる特殊顔料を使用しているため、同じ色の一般塗料と比較すれば濃色でも遮熱効果があります。
ただし、濃色の遮熱塗料と白色の遮熱塗料を比べると白の方が圧倒的に遮熱性能は高くなります。
また、一般塗料の白色や淡い塗料は近赤外線をある程度跳ね返すので、濃い色の遮熱塗料より遮熱性が高いケースもあります。
色のこだわりがなければコスト的には安い一般塗料の白色を選ぶ方法もご検討ください。ただし、白色の屋根は周囲の建物に光が反射してクレームになる場合もあるので、周辺環境によってお選びいただくほうがよいと思います。
夏の太陽光を反射するため、冬も日射による暖かさが入りにくくなるのでは、と心配される方は多いです。
ただ、実際には冬の太陽光は夏に比べ低い角度から入るため屋根への直射が少なく、夏のように屋根が熱くはなりません。そのため遮熱をすることでの暖房費への影響は軽微とされています。
また冬場は家の熱が外に逃げるのを防ぐことが重要なため、屋根の断熱性は塗料よりも断熱材の有無・厚さが大きく左右します。冬の寒さ対策は断熱材の改善が主な解決策になります。
耐候年数とは塗料の色褪せを維持できる目安の年数です。塗料の性能を維持する年数ではありません。
一般的な目安は以下のとおりです:
・ウレタン系:約8〜10年
・シリコン系:約10〜13年
・ラジカル系:約12〜15年
・フッ素系:約15〜20年
屋根は外壁と比べて紫外線・雨水が直接当たるため、同じ樹脂でも外壁より耐候性は少し落ちます。立地条件・日当たり・施工状態・屋根素材によって前後します。
塗膜の色あせ・チョーキング(触ると白い粉がつく状態)・ひび割れが見られたら塗り替えのサインですので、定期的な点検を業者に依頼するのが良いです。
一般的な戸建て住宅(30〜40坪)の屋根塗装費用の目安は:
・シリコン系遮熱塗料:約30〜50万円
・フッ素系遮熱塗料:約40〜70万円
一般塗料と比べると初期費用は10〜20%ほど高くなりますが、電気代の削減効果と耐候年数の長さを考慮したトータルコスト(ライフサイクルコスト)では、長期的にお得になるケースが多いです。
自治体によっては、省エネ・遮熱塗装工事に対して補助金や助成金制度を設けているところがあります。
JIS K 5675(屋根用高日射反射率塗料)を取得した製品が対象条件となる場合が多く、各メーカーの主力商品はおおむね対応しています。
制度の有無や金額・条件は自治体によって大きく異なるため、お住まいの市区町村の窓口または施工業者にご確認ください。
主要メーカーはいずれも一定の品質基準を満たしており、大きな性能差はないのが実情です。それよりも「樹脂グレード(シリコン・フッ素など)」「色の選択肢」「施工業者との相性」で選ぶことをおすすめします。
迷った場合は、施工実績が豊富でアフターフォローが充実している業者に相談し、建物の状態や予算に合わせて提案してもらうのが最善です。
塗料を指定して業者間で価格を競わせると、価格は安いが塗装したことのない塗料を塗ることになったり不具合の可能性も高まります。その業者が実際に得意としているメーカー及び塗料を紹介してもらう方が安全です。
ほとんどの遮熱塗料はカラーベスト(スレート)・セメント瓦・カラー鋼板・ガルバリウム鋼板などに対応しています。
ただし以下のケースは注意が必要です:
・日本瓦(陶器瓦):基本的に塗装不要・塗装不可のケースが多い
・モニエル瓦:スラリー層があるため専用の下塗材が必要
・特殊なフッ素鋼板・塩ビ鋼板:対応製品が限られる
・一部メーカーの一定時期のスレート瓦:塗装不可の場合あり
見た目だけでは判断できない場合もあるので、施工前に業者による屋根の状態確認と適合する製品の選定が必要です。
遮熱塗料は屋根からの熱の侵入を抑える有効な対策ですが、住宅全体の省エネを考えると、以下を組み合わせるとより高い効果が得られます:
・断熱材の充填
・窓の遮熱フィルムや内窓、複層ガラスへの交換
・軒の延長
遮熱塗料単体では室内温度を劇的に下げることは難しく、あくまで複合的な断熱・省エネ対策のひとつとして位置づけるのが現実的です。
